3月14日に放送されたTBSの特番『背筋も凍るほわ〜い話』(TBS系)に視聴者から困惑の声が集まっている。
お笑いコンビ・かまいたちがMCを務める本番組。「新感覚ホラー番組」「ホラー体験に隠された“意外な真実”とは?」と謳われている番組で、全国の不気味なスポットをドラマ形式でクイズとして出題するというコンセプトになっていた。しかし、「ホラー」という、その謳い文句に視聴者からは困惑の声が集まっている。
「この日、まず紹介されたのは、有名な草津温泉がある群馬県吾妻郡を流れるという『死の川』。草津の温泉地には透明な川が流れているにも関わらず、上流を辿れば辿るほど白く変化していくという川でした。しかし、実はこれ、温泉が流れ込むことで、水が酸性になってしまうのを防ぐために砕いた石灰を流すという施策をおこなっているため。世界的にも有名な事業で、『ホラー』でもなんでもありません」(週刊誌記者)
さらにその後は、新潟県糸魚川市にある「出口のない駅」が紹介されたが、出口がないというのはただの表現。実際にはホームが地下にあり、出口が地上にあるだけ。地すべりが多く発生する地域のため、こうした形の駅になったとのことだった。
ただの常識クイズにネット上からは、「この有名な川を勝手にホラースポットにするのは無理があるわ」「どこがホラーやねん」「常識系問題やめて」といった猛クレームが殺到していた。
「その後は一応、昭和48年に事故に遭って顔中包帯だらけになってしまった息子を5ヶ月間介抱していたところ、実は別人だったという実話や、昭和38年の東京都知事選挙に死んだ人の戸籍を利用して立候補したという人物のエピソードが出題され、一応は『怪事件』程度となっていました。番組名で『ホラー』と謳うと、より批判が集まるためか『ほわ~い』(Why)にしたのかもしれませんが、そもそも番組概要で『ホラー』と謳っているため逆効果。視聴者は不満タラタラでした」(同)
ホラー話を期待していたら、ただの常識クイズが流れてしまうという本番組。コンセプトも誤解されやすいタイトルも、すべて一新した方がいいかもしれない!?