4月6日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、テレビ朝日局員でコメンテーターの玉川徹氏(59)が、タワーマンションについて「タダで住んでいるのと一緒」と発言し、視聴者から戸惑いの声を集めている。

この日、番組では都内のタワーマンションの価格が高騰していることを報道。玉川氏が実際に新宿区にある38階建てのタワマンを取材。2LDKで広さ108平米、都営新宿線・曙橋駅徒歩5分という好立地だが、築15年、中古の物件。にも関わらず、価格は約2億3000万円となっているという。

玉川氏が取材した不動産会社によると、購入者は会社経営者か外国人とのこと。将来の値上がりを見越し、セカンドハウスとして利用している場合も多いという。

しかし、番組に出演していた社会活動家の石山アンジュ氏(33)は「私は憧れない」とバッサリ。石山氏は大分県と東京のシェアハウスの二拠点生活を送っているが、タワマンについて「10年前と物件自体の使用価値はさほどなにも変わらないにも関わらず、値段だけが2倍になっている。そのローンを払いたいかって言われると、どうしても無駄に思っちゃいます」と明かした。

一方、玉川氏はこの意見に噛みつき、「売値が上がるっていうことは、持ってる資産の価値が上がるってことだから、ローンで返すから損ってことでもない」と指摘。「これ、値段が下がっていくんだったらもしかしたら損かもしれないけども、上がっていくんだったら、それは資産が増えていくわけだから、変わらないだけでもタダで住んでいるとの一緒」と話していた。

この発言に視聴者からは「永久に資産が落ちないってことはないだろ。バブル脳か」「税金も修繕費があるのにタダじゃないだろ」「マンションに管理費や税金がかかることを知らんらしいw」といったツッコミが集まっていた。

「玉川氏の発言は、タワーマンションの価値がずっと上がり続けることが前提のもの。それなら確かにローンを払っても、売却時点で購入金を上回るため、家賃は“実質タダ”になります。しかし、いつ起こってもおかしくないと言われている首都直下型地震が起こった場合、資産価値は暴落。つまり、“タダ”は現状だけの話であり、あたかもずっと“タダ”で住めるかのような言い方にも疑問の声が集まっていました」(週刊誌記者)

玉川氏はタワマン神話を信じ切っているようだ!?