小西ひろゆき参議院議員(46)が自身のブログで、憲法24条に関連して自民党批判を展開した。
小西議員は8日に自身のブログを更新。杉田水脈議員(51)のLGBTに対する発言を取り上げつつ、「恐るべきことに、こうした人権無視の安倍自民党の下、LGBTの皆さんに対するとんでもない人権侵害を容認する憲法解釈が密かに定められていました」と批判を展開。「実は、安倍内閣は、『同性婚は憲法24条に違反し、許されない』という解釈を何の根拠もなく打ち出していたのです」とつづった。
小西議員は、安倍総理が2015年の参院本会議で「憲法二十四条は、婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立すると定めており、現行憲法の下では、同性カップルに婚姻の成立を認めることは想定されておりません」と答弁したことを取り上げ、「一体どういう意味だ!」と反論した。
確かに憲法24条では家庭生活における個人の尊厳と両性の本質的平等について規定されており、1項には「両性の合意」「夫婦」という文言があるが、小西議員はこれについて「条文を解釈する際に大切なことは、その条文の根本的な意味(趣旨)に基づくこと」とし、「『両性』を『男女』と限定して解釈することができるのか?」と疑問を提示。「憲法24条が定められた趣旨は、(中略)あくまでも、結婚を個人の自由意志のみに基づくものにし、結婚する個人の尊厳の尊重を守ることにあります。
であるならば、個人の尊厳は男女であれLGBTの皆さんであれ、誰でも絶対に尊重されなければならないものであるのですから、憲法24条1項の「両性」を「男女」と解釈する必要性はないし、寧ろ、そのようにしてはならないのです。」と持論を展開。「安倍自民党は私たち日本国民を個人として尊重していない」などと批判した。
この小西議員の持論に対し、「憲法の婚姻における両性を男女とは限らないとする解釈は無理がありますよ…」「では、安倍政権より前では、同性婚を認められて婚姻届が受理されてたとでも言うんですか?こじつけ批判もいい加減にしてください」「もし本当に安倍政権が初めて違憲としたとするなら何故今まで同性婚が認められなかったのか、という点はどう説明されるのですか?」といった呆れ声やツッコミが多く寄せられていた。