元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏(42)が自身のブログを更新し、27日に自由民主党本部前で行われたLGBTのデモについて苦言を呈した。

自民党の杉田水脈衆院議員(51)が雑誌『新潮45』で、「LGBTは生産性がない」などと発言した件で議員辞職を求めるべく起こった今回のデモ。長谷川氏は30日にブログを更新し、「LGBTのみんなの苦しみを『利用』して『反アベ運動』をする人間たちこそ『生産性がない』!」というタイトルのエントリーを投稿。今回のLGBTのデモについて「単なる『反アベ運動』だったんです」とした。

その理由として長谷川氏は杉田議員がこれまで無名だったことを挙げ、デモ当日、「FUCK YOU」など杉田議員に対する過激な言葉がつづられたプラカードが掲げられていたことを指摘した。

「要は、安倍さんや自民の足を引っ張りたいだけの人間ってのが一定数います。共産や立憲民主の応援団です。彼らは安倍が悪い安倍が悪いと叫ぶことがアイデンティティです」と反与党側がLGBT団体をけしかけて行われたデモだったと持論を展開し、最後には「僕、このデモでプラカード持って叫んでた連中、本当にLGBTのみんなをバカにしていると思います。LGBTの支援は政党とか関係なくするべきこと。杉田議員じゃないけれど、これだけは言いたい。このプラカード持ってる連中…生産性、全くない!!」とつづっていた。

このブログに長谷川氏のツイッターには、「長谷川さんは本当に足を運んでこのデモが『反アベ』だと確かめたのかな?」「全員が全員反アベでもないだろうに…」「このデモをしている人の中には本当に傷ついた人もいるかも知れないのに、政治利用するのはよくないのでは」といった声が集まっていた。