回転寿司と言えば、今や日本のみならず、世界でも認知されつつあるグルメ。

今やタイやマレーシア、台湾などのアジア地域のみならず、イギリスやフランス、オーストラリアなどの欧米各国でも回転寿司は人気となっているのだ。

ただ、回転寿司と聞くと、回らないお寿司と比べると安いイメージがあるかもしれない。

しかしながら、そんな回転寿司のイメージを破壊してくれるほど、こだわり抜いたグルメを提供してくれる、唯一無二の回転寿司ビストロがこの世に存在する事をご存知だろうか?

それが今回ご紹介する神奈川県小田原市が誇る「あじわい回転寿司 禅 (ぜん ZEN)」なのだ。

・お店の外観からは想像のつかない驚きのドリンクの品揃え
こちらのお店、見た目は非常に和風なお店で、特に他の回転寿司店と大きな違いはない。

違いと言えば、店名に回転寿司ビストロ、と銘打ってある部分くらいだ。

しかしお店の入り口にあるたった3段の階段を登る瞬間、通常の回転寿司ではありえないメニューが記載されている事に気がつくかもしれない。

そこには、「世界中のおいしい元気を召し上がれ!!」と記載されており、さらに鴨のコンフィやハモン・イベリコ・デ・ベジョータなどのメニューが記載されている。

店内に入るとさらに驚いてしまう。

その理由はドリンク類の豊富さだ。

ベルギービールや、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、など、その辺のレストランでは太刀打ちできないような品揃えに、驚いてしまう事だろう。

美味しいベルギービールをタップで提供しているところや、最高のワインの品揃え、そして日本酒の数々、さらには今では貴重となった山崎や白州、さらにはイチローズモルトまで揃っている回転寿司店など、このお店以外この世に存在しないと言っても過言ではない。


さらに驚きなのが、ソフトドリンク。

何と、こちらのお店ではアラン・ミリア(alain milliat) のジュースも提供しているのだ。

アラン・ミリア(alain milliat) と言えば、「厳選した果実の採れたての美味しさをジュースやネクターを通して多くの人に伝えたい」という思いから、ルレ・エ・シャトーのソムリエ約60名と意見交換しながら商品を開発し、現在フランスの4つ星、5つ星のホテルのうち約45パーセントが「アラン・ミリア」のジュースを採用しているほどの、世界が認めた最高のジュース。

そんな最高のジュースは、アルコールが飲めないドライバーさんにも、美味しいビストロメニューとのマリアージュを楽しませてくれるのだ。


・最高のビストロメニューの数々
もちろんドリンクだけではない。

このお店には最高のビストロ、いやリストランテクラスのメニューが揃っている。

まず絶対に味わっておきたいのが、ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ。

口に入れた瞬間、最高の生ハムの味わいと香り、そして体温で溶けていく生ハム。

日本でこれほどの生ハムを味わえるという幸せに、驚いてしまうというのが正しい表現かもしれない。

恐らくこのレベルの生ハムを味わえるレストランは日本にたくさんのレストランがあるといってもそう多くはない、そう断言できるほどの美味しい生ハムがこのお店にはあるのだ。

最高の状態の生ハムを最高の温度で、最高の切り方で、様々な部位を楽しめる、感動すらおぼえる生ハムは一般的な生ハムの概念をどこかへ吹き飛ばしてしまうに違いない。



そんな美味しい生ハムを味わったのなら、心のおもむくがままに美味しいメニューを注文してみてほしい。

例えば、毛蟹のサラダは毛蟹をたっぷり1杯つかった、サラダというより毛蟹といったほうがいいほどの量を提供してくれる。

美味しい小イワシの刺身は、丁寧な仕事がされており、新鮮でないと味わえない小イワシのウマミや鮮烈な香りを堪能させてくれる。

グリルされたアスパラは美味しい苦みや甘みがしっかりと引き出されつつも、シャキシャキとした歯触りを残しているという絶妙な火加減。

そのホワイトアスパラにポーチドエッグをソースのように付けて味わう、まさに極上のビストロタイムがここにはあるのだ。



さらにウズラのローストは、とろっとした本物の美味しいバルサミコ酢が添えられているし、

アワビのステーキは、美味しい肝のソースがたまらない。

他にも、鮎の美味しい季節なら、自家製の一夜干しを注文するのもいいかもしれない。

そんな季節ごとの美味しい食材を心ゆくまで楽しめる、それがこちらのお店の素晴らしいところであり、唯一無二であるところなのだ。

本物の食材を本物を知るシェフが、本物のやり方で調理する、まさに本物に裏打ちされた料理がこのお店にはあるのだ。

・もちろん寿司も最高
ここまで来ると店名を忘れてしまうかもしれない。

そう、こちらのお店は回転寿司ビストロ、つまり回転寿司も味わえるのだ。

本鮪の赤身にトロ、赤貝にウニなど、それぞれの寿司ネタの新鮮さや本物加減については、もはや言及する必要は無いだろう。




そしてこちらのお店、酢や酢飯へのこだわりもハンパではない。

山形の契約農家に「どまんなか」を育ててもらい、そのおいしいご飯に、おいしい赤酢をブレンドした酢で酢飯を作る。

酢の配合などは季節によって変えているというこだわりよう。

回転寿司というジャンルでありながら、世界中、日本中から美味しいものを揃えて、美味しい物を楽しく味わってもらいたい、そのほとばしる情熱を全てのメニューから感じる事ができる、唯一無二の回転寿司ビストロがここにはあるのだ。

そのほとばしる情熱の一端を垣間見えるのが、カトラリーだ。

こちらのお店では、ラギオール(Laguiole)を使っており、最高のフレンチを最高のカトラリーで頂く事ができる。

そんな細部まで芯の通ったおもてなしで、味わい深い料理を堪能できるお店、それが「あじわい回転寿司 禅 (ぜん ZEN)」なのだ。

もし平成最後の夏休みや秋休みに美味しいものを堪能したい、そんな予定を立てるのならこちらのお店を訪れてみることをオススメしたい。

きっとこのお店でしか味わえない、シェフの情熱がほとばしる味わい深いメニューの数々に出会えるだろう。

そんな平成最後の時間を楽しんだのなら、次の新しい時代へと力強い一歩を踏み出せるに違いないのだ。

ただし、予約はできないので、土日は行列を覚悟で訪問することをオススメする。

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お店 あじわい回転寿司 禅 (ぜん ZEN)
住所 神奈川県小田原市東町2-1-29
営業時間 11:00~22:00 ( ラストオーダー21:30 )
お店の公式ホームページ