ミクロフ(Mikulov)は、チェコの南モラヴィア地方のオーストリアとの国境に位置する、人口1万人ほどの小さな町です。

日本ではまだ知名度が低いミクロフですが、かつての巡礼の地であった聖なる丘、ディートリヒシュテイン家の墓、ミクロフ城などの見どころがあり、まるでおとぎ話から出てきたかのようなメルヘンチックな風景と、素朴で優しい人々に出会うことができます。

さて、今回紹介するのはそのミクロフのお城の近くの広場にあるレストラン SOJKA & SPOL.です。

1階はオーガニック食品やBIO食品を扱うショップ、2階は新鮮な地元食材を使ったおいしいチェコ料理を食べれるレストランになっています。

階段を上がって2階へ行きましょう。

店内はさほど広くありませんが、カウンター席とテーブル席があり、訪れたのがお昼時だったこともあって、たくさんの地元客でにぎわっていました。

チェコでは大都市を除いて、地方のレストランやカフェでは英語メニューがないところもありますが、ここSOJKA & SPOL.は英語メニューが用意されており、スタッフも英語を話すので安心です。

広大なぶどう畑が広がり、ワインの産地として有名な南モラヴィア地方に位置するミクロフでは、白ワインがよく飲まれていますが、ワイン続きだったこともあり、今回はチェコの有名なビール「ピルスナー・ウルケル」をオーダー。

オン・タップ(サーバーから注ぐ生ビール)ではなく、瓶入りのピルスナー・ウルケルが出てきたのはちょっと意外でした。やはり、ビールよりもワインがよく飲まれる地方だからでしょうか。

瓶入りのピルスナー・ウルケルは1本45コルナ(225円)。チェコのレストランやビアバーでは非常に安くビールを楽しめるのが魅力です。下手をすると、ビールよりソフトドリンクのほうが値段が高いこともあるほど。

今回はチェコ料理である「牛ほほ肉の煮込み」(245コルナ/約1,225円)、「ポークシュニッツェル」(215コルナ/約1,075円)、「ズッキーニのスープ(65コルナ/約325円)を頼みました。

牛ほほ肉の煮込みは柔らかく煮込まれたお肉の塊が濃厚なソースに絡んで、とても美味しいです。マッシュポテトが添えられているので、パンがなくてもお腹いっぱいになります。

ポークシュニッツェルは叩いて薄くした豚肉を塩コショウしてフライにしたもの。いわば、薄めのポークカツレツです。レモンを搾って食べると、ビールにとてもよく合います。

これはチェコ独自のものではなく、近隣諸国でもよく食べられるポピュラーな料理です。

ズッキーニのスープは、初めて食べるお味でしたが、さっぱりしていて暑い日にぴったり。バルサミコ酢が味わいに深みを出してくれていました。

スープとメイン2品を頼んで、女性3人でシェアをしてちょうどいい量。ビールを1人1本ずつ飲んで、一人当たりのお会計は220コルナ(約1,100円)で済みました。

チェコはおいしい料理とビールを安くいただけるのが魅力です。

2階のレストランで食事を終え、1階のショップに降りると、入り口近くにアイスクリームコーナーを発見。食後のデザートに1つ注文しました。

キャラメル、ピスタチオ、フルーツ。1つ20コルナ(約100円)と安いですが、オーガニック食品を扱うショップのものだけあって、素材の味がしっかり感じられるおいしいアイスクリームでした。

チェコのミクロフを訪れたら、SOJKA & SPOL.でおいしいチェコ料理を味わってみてはいかがでしょうか。9:00~21:00まで営業しており、朝食・昼食・夕食をいただくことができます。

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名称 SOJKA & SPOL.
住所 Náměstí 10, 692 01 Mikulov Czech Republic
電話 +420 518 327 862
営業時間 9:00~21:00
公式サイト http://www.sojkaaspol.cz/

提供 チェコ政府観光局