有史以来、人類を虜にしてきた肉。
噛み締めるたびに溢れる肉汁とほとばしるウマミは、悠久の歴史の中でこの世の生きとし生ける人間の全てを虜にしてきた。
そんな肉の魅力を存分に味わえるお店は世界各地に存在している。
例えば、フランス・パリにはの名優ジェラール・ドパルデューも通うパリのステーキ専門レストラン「ル・ローシュベム(Le Louchebem)」があるし、スペイン・バルセロナには、あの中田英寿も絶賛したフォアグラステーキを味わえるバル「エルバソ・デ・オロ(El Vaso De Oro)」に、多くの地元の人々に愛されているマドリッドで大人気の牛肉の陶板焼きのレストラン「エル・ブエイ」などなど、数え上げればキリが無い。
もちろん日本国内にも多数のお店が存在している。
例えば、吞ん兵衛の聖地・立石で絶品の焼き肉を味わえるお店「牛坊(ぎゅうぼう)」、本当の焼肉の聖地といわれている鹿浜・スタミナ苑、ビーフカツレツの名店、人形町の「そよいち」などなど、こちらも数え上げればキリが無いのだ。
そんな世界各地の美味しい肉の魅力を存分に味わえるお店の中から、今回は日本一の焼き肉タウン長野県飯田市にあるお店をご紹介したい。
お店の名前は「幸(さち)焼き肉店」だ。
・創業40年を超える飯田の名店、それが「幸(さち)焼き肉店」
こちらのお店、日本一の焼き肉タウン長野県飯田市にある焼肉店。
人口あたりの焼肉店が最も多い街である長野県飯田市は、街中を歩けばすぐに焼肉店や精肉店に出会う事ができる。
そんな焼肉店がひしめくこの街では、美味しい焼き肉が味わえるのは当たり前の事なのだ。
そんなたくさん存在している焼肉店の中で、絶品のハラミ(サガリ)を味わえるのが、今回ご紹介する「幸(さち)焼き肉店」なのだ。
・イチオシはハラミ(サガリ)
様々なメニューがあるのだが、絶対に注文しておきたいのがハラミ(サガリ)。
柔らかく濃厚なウマミを感じられるハラミの味わいは、焼く前から分かるほど。
鉄板の上で自分の好みの焼き加減に調整したのなら、
自家製の美味しいタレにくぐらせて味わってみてほしい。
ジューシーでありながらサッパリとした味わいは、何枚でも食べられるほど。
そのままでも美味しいタレにすりおろしニンニクを加えて味わえば、パンチの有る味わいにノックアウト寸前になってしまう。
もちろんご飯との相性はバツグンだ。
またご飯に添えられた漬け物もサッパリとして非常に美味。
もちろんカルビもウマいし、
他の地域の焼肉店ではなかなかお目にかかる事は無い「黒モツ」もウマい。
黒モツとは、ミノの皮を剥がないバージョンで黒ミノとも呼ばれる部位。
柔らかく茹で上げられている黒モツは、外はカリッと、中はやわらかく、香ばしさと食感のコントラストが味わえる、飯田を代表するホルモンの1つ。
サクサクとした歯ごたえと甘みのある味わいは、飯田の焼き肉の奥深さを教えてくれる。
・ドリンクは衝撃のコスパ、そしてお店の女将は「飯田の天童よしみ」
そしてこちらのお店で最も衝撃を受けるのがドリンクとお店の女将(ママ)だ。
まず、ドリンクだが、200円のウーロン茶をオーダーすると、
ドーンと2Lのウーロン茶が1本まるまる提供される。
そのため焼酎をオーダーして、少しずつウーロン茶を注いでいけば、徐々にウーロンハイとして楽しむ事も可能なのだ。
※メニューにはありませんが、オーダーすれば焼酎も頼む事もできます。
そして一番の衝撃はお店の女将(ママ)。
お店には演歌歌手のサイン入りのポスターが所狭しと貼ってあるのだが、
そのポスターと一緒に飾られているのが、お店の女将(ママ)の写真。
まさに天童よしみさんソックリで生き写しと見まごうほどなのだ。
お店の女将(ママ)に年齢を聞くとこれまた驚く、すでに80歳を超えていらっしゃるとのこと。
美味しい焼き肉だけではなく、素敵な女将(ママ)のおもてなしに、非常に心が癒され、まさに至福の瞬間を味わう事ができるのがこちらのお店なのだ。
日本で人口あたりの焼き肉屋さんが最も多い街、長野県飯田市。
もしこの焼き肉タウンを訪れるのであれば、こちらのお店で情緒あふれる美味しい焼き肉を味わってみてはいかがだろうか?
きっとそこには、この街でしか味わえない、素敵な出会いが待っているに違いないのだ。
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お店 幸(さち)焼き肉店
住所 〒395-0026 長野県飯田市鼎西鼎651-4
営業時間 17:00〜22:00
定休日 不定休 (ご高齢の方が運営されているのであらかじめ電話予約をしてからお伺いするのが◎)
お店のホームページ https://msgyu.com/shop/sachi/