ドトールやカフェ・ベローチェ、サンマルクなど、数多く存在している日本のカフェチェーン店。
中でも首都圏を中心として喫茶店をチェーン展開しているカフェチェーンで、ゆったりとくつろげるカフェの1つが「ルノアール」だ。
今では首都圏に90店舗以上を構える巨大な喫茶店チェーン「ルノアール」だが、その歴史の始まりは1957年(昭和32年)までさかのぼる。
ルノアールの歴史は、東京都中野区の煎餅店「花見煎餅」が1957年(昭和32年)10月に四谷に喫茶店を開業したことから始まる。その後、同社が喫茶店事業部のみを独立させ、日本橋に1号店を開店、今のような喫茶チェーンへと成長を遂げたのだ。
そんなルノアールには「喫茶室ルノアール」以外にも、「Cafe ルノアール」や「NEW YORKER’S Cafe」や「Cafe Miyama」など合計8つの様々なスタイルの喫茶店の業態が存在しており、日々、多くの人々の癒しの喫茶タイムを演出している。
今回はそんなルノアールの中でもボランタリーチェーンと呼ばれる特徴あるフランチャイズ店をご紹介したい。
それがルノアール・大塚店だ。
ルノアール・大塚店はJR大塚駅の北口から歩いて1分もしない場所にあるビルの2階に存在しているため、他のルノアールとの違いは外観からは感じられない。
ただ、一足お店に足を踏み入れてメニューをみると、他のルノアールではまずお目にかかれないようなメニューがたくさん存在している。
通常のルノアールにもあるトーストやサンドイッチはもちろんなのだが、
ここには喫茶店の定番メニューであるナポリタンをはじめとしたパスタメニューにサイドメニューのサラダ、
さらにはビールにウイスキー
そして釜飯やおかずも存在しているのだ。
なかでもルノアール・大塚の自慢といえば釜飯だ。
注文すると旅館などで供されるような1人前専用の小さな釜が用意され、目の前で火をつけてくれる。
釜飯が出来上がるまでには20分ほどかかるため、美味しいクリームソーダを注文したり
ビールを注文したりするなど、釜飯が出来上がるまでの時間も楽しめるのが、嬉しいポイントだ。
もちろん釜飯だけでは満足できないほどお腹が空いているのであれば、ソースカツなどを注文しておくというのも「完全にアリ」だ。
釜飯が出来上がって、蓋を開けると、非常にかぐわしい香りが広がる。
喫茶店でありながら、しっかりとしたダシの香りが広がるため、もしかしたらルノアールにいることを忘れてしまう、という感覚を覚えてしまうかもしれない。
しっかりと炊き上がった炊き込み釜飯をゆっくりとかき混ぜ、
お茶碗へと釜飯をよそうと、ルノアール釜飯タイムのスタートだ。
お釜で炊き上げられた炊き込み釜飯は、お米が一粒ずつたっており、非常にふっくらとした甘みを感じる逸品に仕上がっている。
できたての美味しい釜飯の素晴らしさと言ったら、言葉にできないほどだ。
そんな釜飯をルノアールで味わえる、まさに奇跡と言っても過言ではないかもしれない。
いつもとは違うルノアールで、美味しいご飯メニューを味わうために、大塚駅周辺を訪れる、そんな日があってもいいのかもしれない。
きっとそこでは、いつもと同じ美味しい釜飯メニューがあり、いつもと同じ常連さんたちが癒しの時間を過ごしているに違いないのだ。
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お店 ルノアール 大塚店
住所 東京都豊島区北大塚2-2-2 ランドマークビル 2F