日本の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは14日、暗号資産「イーサリアムクラシック(ETC)の購入・売却および、「コインチェックつみたて」での積立を一時停止すると発表した。また、同時に2020年8月26日より一時停止していたイーサリアムクラシックの送金を再開するとしている。
イーサリアムクラシックにおいては、2020年8月初旬より51%攻撃が原因とみられる大規模な再編成(リオーグ)が継続的に発生していることを受け、コインチェックのみならず、ビットフライヤーなど国内外の暗号資産取引所がイーサリアムクラシックの送金・受取を停止している。
コインチェックは、一時停止の理由について、「今後、コインチェックにおいてETCの取引が増加した場合に、同社がリスク軽減を目的として国内外の暗号資産取引所間で行うカバー取引を行うための送金・受取ができず、顧客の資産を法令に基づく方法で安全に管理できなくなることや顧客の売却に応じられない可能性があるため」と説明している。
再開時期は未定としており、再開日時は決まり次第、改めて発表すると伝えている。