以下は、フィスコ客員アナリストの大石哲之(「ビットコイン研究所)」代表、ツイッター@bigstonebtc)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年11月5日に執筆
ビットコインは15,000ドルを突破した。一昨年の高値の14,000ドルの節目を超えてからの上昇であり、勢いがある。BTC価格には不安はなく、先週もコメントしたとおりに根高感からのショートや短期トレードは怪我のもと。一昨年来の高値を超えた時点で、じっくり長期保有してよいフェーズである。
さて、懸念されていたハッシュレートの調整であるが、-16.5%と、コロナショックの時を超える大幅な調整となった。さらに、次回の調整も-14.6%予想(btc.com)となっている。
ここまでの急激な調整は過去に例がなくいろいろな憶測が飛んでいるが、旧式のマイニングマシンであるS9が、中国の電気代の高騰により採算がとれなくなり大量に停止したのではないかと言われている。中国では、雨季の間、水力発電による電気代の割引があるとされ、マイナーに有利な状況が生まれているが、それがなくなったというわけだ。あくまで噂レベルであり真相はわからないが、なんらかの機材や世代の交換が発生しているのかもしれない。