真においしい食パンはジャムもバターも不必要。食パンだけでじゅうぶんウマい。そのままでもおいしいパンは、バターやジャムをつけるともっとウマくなる。
・真においしい食パンは「酸味より甘味と旨味が強い食パン」パンの酸味を美味しさと感じる人は多いと思うが、酸味が際立つと「毎日食べるパン」としては味覚に対するインパクトが強すぎて「飽き」に繋がる。つまり真においしい食パンは「酸味より甘味と旨味が強い食パン」だと考える。
・一斤を素手でガッツリと切り割るそんな究極ともいえる食パンのひとつが、大分県の「しんけんパン」だ。あくまでアウトローな食べ方ではあるが、一斤を素手でガッツリと切り割り、武骨な断面にたっぷりと固形バターをのせ、そのままトースターやオーブンで焼く。
トロットロになったバターが食パンに浸透し、食べるたびにジュワッと染み出て芳醇な薫りと旨味を醸す。より美味しく食べるコツは、包丁で切らない、バターをたっぷり使用する、という点だ。
・食パンの「食感」「薫り」「旨味」「甘味」もちろん、食パンそのものが美味しいので、どんな食べ方をしても良いのだが、この豪快な食べ方こそ、食パンの「食感」「薫り」「旨味」「甘味」をハイレベルに堪能できる食べ方だと思っている。
特に「しんけんパン」は⽔不使用で、生クリームと牛乳などで仕上げているため、バターとの相性はバツグン。由来が近い食材は親和性がすこぶる良い。うまい理由がそこにある。
・チープなジャムで食べるのも格別もっと甘くしたいならば、苺ジャムをたっぷりと乗せてもいいだろう。高級系のナチュラルなジャムでもいいが、たっぷり砂糖が含まれたチープなジャムで食べるのも格別だ。
もっと詳しく読む: バターがウマくなる食パンの極めつけ「しんけんパン」がウマイんだよ(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2020/12/18/toyonokuni-shinken-pan/