東京都のオトナの街といえば赤坂。この街に来ると「メニューがソルロンタンしかない24時間営業の韓国料理店」に行きがちだが、もう一軒、赤坂にお気に入りの店が出来てしまった。地域住民のみならず、さまざまな業界で人気を博している「大阪マドラスカレー」(東京都港区赤坂3-14-8)である。ここで新たなカレーの味に出会ってしまったのだ。

・食券を買うのが楽しい

店頭の食券機でカレーやトッピングを選んで店内に入り、店員さんに食券を渡してカレーがやってくるのを待つ。トッピングの種類が多いので、食券を買う行為がワクワクして楽しい。カウンターのみの店内ですが換気はしっかりしていて手の消毒もできた。

・たくさんトッピングを入れてもらった

トッピングはミニカツ、カキフライ、チーズ、ブロッコリー、ほうれん草、しめじ。トッピングを多めにしたのでカレーは小サイズに。生卵をトッピングするのがデフォルトらしいが、今回はカレーのシンプルな美味しさを堪能するべく、生卵はあえて断念。次回は必ず生卵を入れる予定。






・サラダがウマイ

カレーがやってくる前にサラダが出てきたのだが、これがもう、シャキシャキ食感とクリーミィーで酸味あるコールスロー的なもので絶品。このサラダだけ大量に丼に入れてガツガツ食べたい。

・福神漬けやスパイスが用意されている

テーブル上を観察してみると、福神漬けやスパイスがテーブルに置かれていたので、味の変化を楽しむこともできそう。ちなみに、かっこいいフォントデザインで「大阪マドラスカレー」と書かれたTシャツも売られていて、けっこう売れているっぽい。XXXLサイズまで用意されているのがいろんな意味でヤバイ(笑)。

・これ超万人受けするカレーなのでは

いろいろと店内を観察しているとテーブルにやってきたカレー! 小サイズなのにトッピングのおかけで大ボリュームに。めっちゃうまそう! 我慢できずにガツガツとスプーンでカレーを食べまくる。そして……、これはヤバイ。もしかして、超万人受けするカレーなのでは。

・甘さのなかで辛さのアクセントが発生

まったりとした食感とともに味覚に訪れる甘さがベースとしてあり、和風なカレーかと思いきや、ときおり訪れるジワッ……、ジワッ……とした辛味。決して辛味は主役になろうとしないが、マリアナ海溝の奥底から海上へと放たれる微細な気泡の如く、甘さのなかで辛さのアクセントが発生している事に気がついた。これが実に心地よく、うまい!







・あらゆる人が好むカレーといえるかも

甘口カレー、辛口カレー、和風カレー、欧風カレー、インドカレー、タイカレー、スリランカカレー、家庭的カレー、カレーメシ、スパイスカレー、カレーは辛さもジャンルも多種多様で、それぞれに好きな人がいて、それぞれに苦手な人もいる。しかし大阪マドラスカレーは優しくもピリッとしたスパイスを感じさせる、あらゆる人が好むカレーといえるかもしれない。

・包容力と強さの両立

カレーの王道ともいえるし、そこに新たな息吹をもたらし「冒険している」ともいえる、まさにハイブリッドなカレーだと感じた。間違いない安心感と、間違いない刺激、包容力と強さの両立だ。何を言っているのか意味が分からないかもしれないが、食べれば理解できるかもしれない。

・カツはカレーとベストマッチ

ちみなに、今回のトッピングで気に入ったのはミニカツ。注文を受けてからサックリでクリスピーに仕上げたカツはカレーとベストマッチ。今回はミニカツにしたが、次回はレギュラーサイズのトンカツにし、ザクザクな衣と肉汁をカレーと合わせつつ頂きたい。

もっと詳しく読む: 【魅惑グルメ】大阪マドラスカレーは(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2021/02/06/osaka-madras-curry-tokyo-akasaka/

大阪マドラスカレー 赤坂店
住所: 東京都港区赤坂3-14-8
時間: 11:00~22:00 (通常時の営業時間です / 要確認)
休日: 無休 (要確認)
備考: 臨時休業や営業時間短縮など常に変更になることがありますのでご確認ください

<レポート>
クドウ: ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長で創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場しどちらも準優勝。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版するB級グルメ研究家で「月曜から夜ふかし」などにも出演。イタリアをめぐりピザを食べる旅をするほどピザマニア。昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニア。秘境ドローンカメラマンもしている秘境グルメマニア。