MLBのロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手が、大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのグローバル・アンバサダーに就任したことが明らかになった。
同社CEOのSam Bankman-Fried氏はCNNの電話インタビューで、「彼は今、スポーツ界で最も注目されている選手の一人であることは明らかです。」と語った。また、昨シーズンでMLB史上初めて投手と打者の両方でオールスターに選出された選手となり、二刀流で最も注目された大谷選手が、まだ知名度のないブランドの認知度を世界中で高めてくれることを期待しているという。
大谷選手は、同社のメインの取引所と米国規制の取引所FTX USの両方のアンバサダーになる。スポンサーシップの報酬はすべて暗号資産とFTXの株式で支払われるようだが、大谷選手がどの程度の出資を受けるかについては明言を避けた。
FTXはこれまで、フェイスブックをはじめとする伝統的な広告にはほとんど費用をかけずに、アスリートのスポンサーを獲得するために積極的な支出を行ってきた。MLBと長期のパートナーシップを締結し、審判員はFTXのロゴをユニフォームに付けており、NFLの伝説的なクォーターバックであるトム・ブレイディとその妻ジゼル・ブンチェン氏など多くの著名アスリートとも契約を交わしてきた。Sam氏は、より多くのアスリートとスポンサー契約を結ぶことを否定しなかったが、これ以上の契約は急いでいないことも示唆したという。