博報堂DYメディアパートナーズは7日、ブロックチェーン技術を活用したコンテンツ展開を手掛けるプロジェクト「Hakuhodo DY Play Asset」を発足すると発表した。
同プロジェクトでは、NFT(非代替性トークン)をはじめとしたブロックチェーン技術によるコンテンツとファンとの新たな関係性について研究開発からサービス提供までを推進していく。同社グループのNFTビジネスにおける戦略立案、プラットフォーム開発、外部マーケットプレイス連携を行う。また、今後のメタバース展開などの新たなサービスやプロダクトを専門チームとして創発していくようだ。
まず、プロスポーツ競技団体や放送局の有する映像コンテンツを活用し、独自のプラットフォームである「PLAY THE PLAY」でデジタルコンテンツとして提供する。試合の興奮や感動を唯一無二のNFTコンテンツとして保有できるようにすることで、プロスポーツとファンの絆を強固にすることを目的とするようだ。NFTコンテンツの販売や二次流通、暗号資産(仮想通貨)での購入の仕組みの構築、ECなどのオンラインビジネスとの連携などの機能の実装を目指していく。
また、NFTの保有で拡がる新たなエンタテインメント体験の提供を目指し、エンタテインメント及びアニメ領域を主軸とした「NFTマーケットプレイス」を今春ローンチする。同マーケットプレイスでは、「1 of 1 NFT」と「FUNGOODS NFT」の2種類のNFTを取扱う。「1 of 1 NFT」はイーサリアムレイヤー1上でオークションや抽選での販売、「FAN GOODS NFT」ではPolygonやMATICというイーサリアムのレイヤー2上で手頃な価格で販売する。今後は、セカンダリーマーケット、様々なサービスやアーティストと協働したNFTプロジェクトを提供していく。
今後も、IP・コンテンツホルダーと共にファンがより楽しめるNFTを活用した新たな事業・サービスを生み出していくという。IP・コンテンツホルダーとファンの双方にとって、ワクワクするような保有体験、新たな自己表現やエンゲージメントの構築など、デジタルコンテンツの多様な価値・効果の創出を目指すようだ。