暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のマイニングやブロックチェーンのインフラ事業を展開するBlockstreamは8日、太陽光発電を利用した新しいビットコイン採掘施設の建設を開始したと発表した。
BlockstreamとBlockが共同開発している太陽光発電のビットコインマイニング施設に、電気自動車大手Tesla社の太陽光発電装置とメガパック電池装置を組み合わせる。太陽光発電を利用したマイニング施設を建設することで、ビットコインのマイニングが有害ガスを排出しない電力インフラの資金源になると証明する。また、ビットコインのエネルギー源を多様化することでビットコインネットワークを強化し、新しいイノベーションを促進する狙いもある。
Blockstreamは、マイニングインフラと専門知識を提供してプロジェクトを構築・監督し、ビットコインマイニング施設は今年後半の完成を目指すという。また、プロジェクトの経済性に関する定期的な報告書に加え、発電量や採掘されたビットコインなど、プロジェクトのパフォーマンスをリアルタイムで示すダッシュボードを一般に公開する予定とした。将来的に太陽光発電とストレージのパフォーマンスデータも含まれるようだ。
BlockstreamのCEO兼共同創業者であるAdam Back氏は、「テスラの太陽光発電装置とメガパックを使ったこの施設の建設を開始できることに興奮しています。これは、ビットコインマイニングがゼロエミッションの電力インフラに資金を供給し、将来の経済成長を構築できるという我々の論文を証明する一歩です。」と述べた。
2014年に設立されたBlockstreamは、ビットコインとブロックチェーンのインフラ事業を展開している。Blockは、金融サービスに重点を置き、Square、Cash App、Spiral、TIDAL、TBDなどのより多くの人々が経済にアクセスできるようなツールを構築している。