カンロ株式会社が「マロッシュ」の新WEB CMと新商品についての発表会を6月21日(火)に行なった。マロッシュは2021年6月より発売を開始した人気商品で、昨年に引き続き今回のCMにもブランドキャラクターを務める俳優の柄本佑氏が出演している。
発表会には、カンロの三須和泰代表取締役社長、ブランド開発部の高島稔昭氏が登壇。マロッシュのマーケティング戦略などについて発表を行なった。
マロッシュは、グミの技術を活かしてマシュマロを開発することで誕生した新商品。Z世代をターゲットとしていて、Z世代が重視する体験価値を生む商品設計が行なわれ、プロモーションではデジタル×リアルの融合という形で施策が行なわれた。
販売がスタートした2021年の販売実績は年間計画比の約200%という好成績で、「今年は20億円規模のブランドになると見込んでいます」と代表取締役社長の三須氏は語った。
新商品のヨーグルトソーダ味が登場
マロッシュは「グレープフルーツ味」と「レモンスカッシュ味」が定番フレーバーだが、そこに新商品の「ヨーグルトソーダ味」が加わることが発表会で明かされた。
ヨーグルト系のフレーバーは最近、お菓子などでも注目が集まっており、Z世代にも人気。ヨーグルトソーダ味はマロッシュとしては初のフルーツ系以外のフレーバーであり、意欲的な新商品だ。
柄本佑氏が「令和ギャル風」に変身
発表会内では、新WEB CMも上映された。CMの内容は、令和ギャル風に変身した柄本佑氏が「マロッシュダンス」を踊るというユーモラスなもの。
令和ギャル風のメイクとコスプレをする柄本氏の意外な姿が見られる他、YouTubeなどで活躍するZ世代に大人気の3人組クリエイター「くれいじーまぐねっと」も出演する。
CM内で披露されるダンスの振り付けを担当したのは、人気ダンスクリエイター「ローカルカンピオーネ」。TikTokからダンスで流行を生み出すトレンドメーカーの3人組だ。
幅広い世代に人気の柄本氏だけでなく、YouTubeやTikTokの人気クリエイターたちもCMに関わっていて、Z世代に向けたマーケティングを行なうマロッシュならではの人選と言える。
ストーリー性のある“マロッシュダンス”
発表会では、撮影を終えた柄本氏のインタビュー動画も上映された。柄本氏は「CMの話を聞いて、めちゃくちゃ気持ちが上がりました」と語り、マロッシュについても「いくらでも食べられる」「酸味と甘味のバランスが絶妙」と絶賛した。
続いて、ローカルカンピオーネのYUKI氏、KOH氏、RYOMA氏がゲストとして発表会に登場。
CM内のダンスについて、「(ほほを指で触る動作で)マロッシュの柔らかさを表現して、噛んで15秒でマシュマロになって驚く」とダンスの振りの中にストーリーが込められていることを解説した。
柄本氏のダンスについては「“上手くできないんです”とおっしゃっていたんですが、すぐ踊れるようになって、表情も完璧で。さすがだなと思いました」とコメントした。
発表会を締めくくる質疑応答では、新商品であるヨーグルトソーダ味にカンロも期待しているため、期間限定ではなく当面発売を継続することなども明かされた。
また、Z世代向け商品のグローバル展開も見据えているとのことなので、マロッシュが海外の若者からの人気を獲得する日も近いのかもしれない。