未成年の女子学生への“パパ活”疑惑で自民党を離党した衆院議員・吉川赳(40)の議員辞職勧告決議案が、自民党、公明党、日本維新の会の反対により廃案とされたことで多くの有権者から疑問の声が湧き上がっている。

18歳の女子学生に汐留の焼肉屋で酒を飲ませ、お台場の高級ホテルで一夜を過ごし、「4万円のお小遣いをいただいた」という女子学生の証言まで報じられた吉川赳衆院議員。立憲民主党が「もはや有権者の信を失い、衆議院議員として活動ができる状態ではない」として議員辞職勧告決議案を提出していたが5日、与党である自民党・公明党、さらには日本維新の会が「議員身分に直接関わり、慎重に取り扱うべきで、本人が説明責任を果たすべき」といった理由で決議案の採決に反対し廃案となった。

当事者の吉川議員はこうした“パパ活”疑惑について、「コメントは差し控える」としてノーコメントを貫き通し、久々におおやけの場に姿を現した本会議の場でも、メディアが投げかけた質問に「先日お答えしたとおり」と繰り返すばかりだった。吉川議員に対しては、6月の通常国会でも野党から議員辞職勧告決議案が出されていたが、自民党が採決に賛同せず審議が行われなかった。

こうした国会に動きのネット上からは「ウソついてもカルトと付き合いがあってもパパ活しても、政治家の立場は安泰。こんなに不祥事に対してゆるい職業ある?」「本当にこの国の政権与党と維新が反社。この国を食い物にするだけでなく、貶めた上にカルトに塗れさせ蝕んでいる」「こんなことってあります?この男の辞職勧告決議案を審議もせず、廃案にするなんて。国民感情からかけ離れてるよな自民、公明、維新は…」「いつの間にか単なる『飲酒疑惑』みたいになってるけれど、未遂にしても性暴力の加害行為をしようとしたわけで、辞職勧告が妥当。自公維は性暴力はOKなのか?」「自民公明維新の議員は変態から未成年者を守る気はないし、なんなら自分もやりたいと思ってるってこと?」「こいつが議員続けるなら税金払いたくありません」といった厳しい意見が飛び交い、物議を醸している。