ネット掲示板「2ちゃんねる」開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏(45)が8日に自身のツイッターを更新。1ドル=144円に値下がりし円安の流れが止まらない状況について「労働人口は毎年減っていきますが介護職員は5万人づつ増えていくそうです。そんな国に投資したい?」と私見を述べた。

ひろゆき氏はこの日、「円相場 1ドル=144円台に値下がり 円安の流れ止まらず」と報じる7日配信のNHK記事を引用しつつ「2020年の介護職員は211万人。2000年の介護職員は54万人。20年で160万人増えました。日本中で金融・保険業で働く人数が160万人。それぐらいの労働力が介護に費やされます。」と指摘したうえで「労働人口は毎年減っていきますが介護職員は5万人づつ増えていくそうです。そんな国に投資したい?」と疑問を投げかけた。

同記事では、アメリカで大幅な利上げが続くという見方から、世界の多くの国の通貨がドルに対して値下がっており、その中でも円の下落率は突出し、去年の年末からおよそ20%、額にしておよそ29円も円安が進んでいること。さらに、ドルやユーロなど世界の主要通貨に対する円の通貨としての総合的な実力は51年前の水準に低下し、円の実力はピーク時の半分以下、統計の残る中で最低だった1970年8月の57.1にも迫る低い水準となっていることなどを伝えている。

ひろゆき氏の投稿に対してコメント欄には「一生遊んで暮らせるお金が欲しいという夢から、一生質素に暮らせるお金がほしいという夢に格下げせざるを得ない」「日本沈没するのは時間の問題だと予想していたけど、早いな。まだ外国に投資してなかったのに」「この円安は世界中の投資家が査定した、岸田内閣に対する低い期待値かなと見てます」「こりゃどんどん物価上がるな。しかもワクチンとか無償でやってるから給料から引かれるのも増えるしさんざんだな」「現状を嘆くのは素人でも出来る」「言ってる事はわかるけどなんの為のつぶやきだったんだろ。またなんかあったのかな?」「わからないけど、介護は重要だと思います」など、さまざまな意見が寄せられていた。