ノルウェーの首都オスロ。

南側がオスロフィヨルドに接し、三方を山に囲まれたこの街には、一国の首都にしてはずいぶんと落ち着いた穏やかな空気が流れています。

見どころがコンパクトにまとまっており、治安が良いので街歩きがしやすいのも魅力。北欧らしいハイレベルな文化の薫りが感じられる、オスロでしたい8つのことをご紹介しましょう。

・ノルウェー国教の総本山を訪ねる

オスロ中央駅からほど近いところに建つオスロ大聖堂は、ノルウェー国教ルーテル派の総本山。1697年に創建された後、大規模な修復工事を経て、19世紀なかばに現在のような姿となりました。

一本の力強い尖塔をもつ外観が印象的で、内部では6000本ものパイプをもつオルガンが有名。祭壇やオルガンの周囲の装飾は、創建当時の姿をとどめています。

にぎやかなオスロのメインストリート沿いに位置していながら、一歩中に入ると別世界のような静寂に包まれます。

・ノーベル平和賞の授与式の場を見学

オスロのランドマーク的存在が、オスロ湾に面してそびえるオスロ市庁舎。現在の建物は、オスロ市の創立900年を記念して建てられたもので、1931年に着工され、第二次世界大戦下での中断を経て、1950年に完成しました。

ヨーロッパの市庁舎といえば、バロック様式やルネッサンス様式など、クラシカルな外観をもつものが多いですが、オスロ市庁舎は新しいだけにずいぶんと近代的な印象。

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