お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(57)と田中裕二(57)が公式YouTubeチャンネルを開設し、YouTuberデビューを果たしたもののチャンネル登録者や動画再生回数が伸びず大苦戦している。

今月9日に、公式チャンネル『爆笑問題のコント テレビの話』をスタートさせた爆笑問題の2人。架空のワイドショー番組の会議室を舞台に、太田は演出担当の「大炎上馬鹿ノ助」、田中はプロデューサー「片玉良夫」に扮し、視聴率獲得のために策をめぐらせるという寸劇を見せている。マスコミを集めてYouTubeデビューの取材会を催したり、チャンネルの監修者として森三中の大島美幸(42)の夫で放送作家の鈴木おさむ(50)を呼び込むなどかなりの本気モードで、開設日には4本の動画が公開され、今後は毎週火曜、金曜に1本ずつ配信していく予定だという。

しかし、チャンネル開設から10日あまりが経過し現在までに7本の動画が公開されたものの、再生回数は多いもので15万回、直近のものでは3.7万回足らず。チャンネル登録者は5.42万人(9月20日時点、以下同)とあまりに寂しい数字となっているのが現状だ。

爆笑問題の太田といえば、これまで度々、ネット上で炎上を繰り返してきた。最近では11日に出演した『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の接点や安倍晋三元首相の国葬の是非について私見を述べたところ、視聴者から反発の声が殺到。ツイッター上に「#太田光をテレビに出すな」というハッシュタグが登場してトレンド入りするなど物議に。それを受け所属事務所のタイタンが、SNSでの誹謗中傷に「法的措置」「刑事告訴」といったショッキングなワードを使った声明文を発表して、さらなる賛否の声を招いていた。ネットとの相性の悪さも考えられるが……。

「ネット上にアンチが多いといわれる爆笑問題ですが、チャンネル登録者5.42万人は少なすぎる印象。これは、なぞかけ芸人ねずっち(47)の15.6万人の半分にも満たない数字で、れいわ新選組所属の参議院議員・水道橋博士(55)の5.71万人と同程度です。所属するプロダクションの力学で出演できるテレビでの知名度は、必ずしもYouTubeチャンネル登録者数とは一致しないというのが定説で爆笑問題のみならず、ビビる大木(47)の5210人、彦摩呂(56)の4510人など、YouTubeで苦戦しているテレビタレントが多いのも事実。『爆笑問題のコント テレビの話』は後輩の芸人など共演者も多く制作予算もかけているようなので、このまま低迷が続くようだとチャンネル自体に存続の危機が訪れてもおかしくないでしょう」(テレビ誌記者)

爆笑問題ほどの知名度をもってしても即通用するわけではないのがYouTubeの難しさ。まずはチャンネル登録者数で“ねずっち超え”が目標だろうか。