11月7日放送の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)では、4日にジャニーズ事務所から電撃発表されたKing &  Princeの平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の脱退を報道。脱退理由に言及したコメンテーターの発言が物議を醸している。

突然ファンクラブサイトにて「2023年5月22日をもちまして、岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太の3人はKing & Princeを脱退し、5月23日よりKing & Princeは永瀬廉(23)と高橋海人(23)の2人で活動をさせて頂きます」と、3人のグループ脱退が発表され世間を驚かせたKing & Prince。海外進出など今後の活動においての方向性の違いが、脱退・退所を決断させたようだ。番組では、日刊スポーツの紙面を読み上げる形で3人の脱退理由を紹介。グループに残る決意をした永瀬廉と高橋海人の思いも伝える中、脱退する3人から何度も登場した「海外」という言葉に言及した。

コメンテーターとして出演していた津田塾大学教授の萱野稔人氏(52)は「日本のショービジネス自体が抱えている大きな問題でもあるなと思う」とコメント。

そのうえで「韓国のグループは海外にどんどん進出していますけども、韓国は元々国内のマーケットが小さいから、始めから海外に行くっていうのが規定路線になりうる」と韓国を引き合いに出し「でも日本は国内のマーケットが大きいし、すごく熱心なファンがついてくれる。日本でバッと火がついたときに、じゃぁこちら(国内のファン)を置いて『海外に行くからこっちは待ってね』ということを言えるかというと、なかなか言えない」と、国内で人気になった芸能人が海外進出を目指すことの難しさを指摘し、King & Princeの5人が「どう海外に進出するか、ここでずっと悩んでいて議論をずっと重ねてきたんだなってことば伝わってくる」と語った。

一方で、同じくコメンテーターとして出演していた読売テレビ解説委員長の高岡達之(57)は「ファンの皆さんは寂しいと思いますが、私が素晴らしいと思うのは“海外”という言葉をこの年代の方がこれだけ前に出す。これはね、本当に“最近の若い方”ってひとくくりに年寄りの言い方をしたくないんですけども」と言うと、「『安全な将来のほうがいいんだ』というような考え方の人も増えているなんてことも聞きます。だけど、外に出て行く。未知数の世界だから行きたいんだということは、私はこれ業界関係なく、素晴らしい意志表明だと思う」と持論を語った。

「突然の脱退発表とあって、いろんな状況をまだ受け止めきれないファンも多くいます。ファンの間でも賛否両論が出ていますが、高岡氏の『“安全な将来のほうがいいんだ”という考え方の人も増えている』という発言は、ファンやグループ存続のために2人でもKing & Princeを続けていくと判断した永瀬と高橋の気持ちを軽んじたもの。海外進出は何より称賛されるべきといった極端な論調に『安全な将来?ファンを大事にしてくれてる2人に対して失礼では?』『“この年代”とか“若いのに”とか言ってるけど、正確に何歳になったら海外とか夢を語っていいのか是非教えていただきたい』『若いから海外へって普通だし。25だからどちらかというと遅いと思うが。スタジオの考えが古い』といった異論を唱える声が多く上がっていました」(週刊誌記者)

ファンの間でも様々な憶測を呼んでいるキンプリ3人の突然の脱退発表だが、今は5人それぞれが語った内容を受け入れて応援することが、ファンとして最大の恩返しになるのではないだろうか。