米調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのリサーチ責任者であり、ビットコイン強気派で知られるトーマス・リー氏が8日、同社の2019年における仮想通貨の展望レポートの公開を知らせ、自身の見解も発表した。

ファンドストラット社の2019年の展望レポートでは、2018年の弱気相場を振り返り、「(2017年末からの仮想通貨への高い期待感から)目覚めた朝」の状態だったと要約。反して2019年は、仮想通貨への期待感はほとんど無い状態からスタートしたが、2019年のいずれかのタイミングでは底を打ち、2019年末からは仮想通貨価格は「明確な回復へ向かうと予想する」としている。

また、リー氏は仮想通貨相場にとってポジティブな複数の要素を提示。機関投資家の参入、法定通貨と仮想通貨間の交換の利便性の向上、仮想通貨のカストディ業務の出現、ビットコインのネットワーク機能の向上を意図する「ライトニング・ネットワーク」という技術改善の進捗などが、市場にポジティブに作用すると発言した。