11月30日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、各電力会社の大幅電気料金アップについて報道。さらに政府は12月1日から来年3月31日まで、全国の家庭や企業に対して“節電要請”を行うことについても紹介した。全国的な冬の節電要請は約7年ぶりだという。
東京都庁では、タートルネックを着るなどの“ウォームビズ”を推奨しているが、コメンテーターの浜田敬子氏(56)は「一人ひとりが心がけることは大切ですけど、経産大臣とか都知事が個人にこんなアナログなことをお願いするよりも、まずはやることはないのかなと思います」とバッサリ。
さらに、電力がひっ迫している状況にもかかわらずクリスマスイルミネーションをしたり煌々とする夜のネオンに対しても「こんなにつける必要あるのかな」と疑問を呈し、「経産大臣は企業に要請できるので、個人個人にタートルネックを着る(と呼びかける)よりもう少しできることないのかなと思います」と苦言を呈した。
また、リディラバ代表の安部敏樹氏(35)も「タートルネックは舐めてますよね」と切り捨て「こういうことが起きないために先手先手を打つのが行政」だと苦言。一方で、浜田氏が言うように直近では企業に対する節電要請も必要だが、「円安で今こそ輸出産業を頑張るときなわけですよ。工場をずっと稼働させることが最低条件。そんなときに節電要請で工場を止める。止めて再稼働するには時間がかかるので非常にロスが大きい」と問題点を指摘。
「日本の経済状況が厳しくなっている中で、実は輸出産業が外貨を稼ぐべき時であり稼いだお金でいろんな再分配の資源を確保するべきという話のときに、(工場を)止めてくださいという話になっちゃってるのがおかしい」と私見を語った。
「レギュラー出演者だった玉川徹氏(59)の出演が激減して以降、安部氏がその役割を担っているという話も出ていますが、この日も安部節が炸裂。視聴者からも『ちみちみ節約に稼動かけるならその分生産的な事に稼働をかけようという安部さんのド正論』『電力逼迫してるのになんでクリスマスイルミネーションやってるの??はめちゃくちゃ思ってる…タートルネックよりそっちどうにかしろよと切に思うよ。この国のトップ共ほんとズレてる』『タートルネックとかふざけてるわ』『タートルネックとか寝ぼけたこと言うのもいい加減にしろ 相変わらず的外れなパフォーマンス』と怒りの声が上がっていました」(政治記者)
節電のために「タートルネック着用」を呼びかける前に、政府にはやるべきことをやってほしいものだ。