鳩山由紀夫元首相(75)が8日、自身のツイッターを更新。岸田文雄首相(65)が来年度から5年間の防衛費について、総額およそ43兆円を確保する方針を示したことについて「外交の要諦は周辺諸国に敵を作らぬこと」などと持論を述べた。
防衛力の抜本的な強化に向けて、岸田首相は5日夜、鈴木財務大臣と浜田防衛大臣と会談し、来年度から5年間の防衛費について、これまでの1.5倍の水準に当たる総額およそ43兆円を確保する方針を示し、財源の確保をめぐっては、年末までに政府与党で方向性を決めるとしていた。
鳩山氏はこれに反応し、ツイッターで「岸田首相は防衛費を5年で約2倍のGDP比2%にすると言う。そして敵基地攻撃ができる国にしたいと言う。その為には借金か増税かいずれにしても国民に負担がかかる。失政で物価高で日本売り、増税は論外だ。」と指摘したうえで「外交の要諦は周辺諸国に敵を作らぬこと。米国の意のまま敵を作り武器を買わされる外交不在を嘆く。」と異を唱えた。
この鳩山氏の「周辺国と仲良くすれば防衛費を上げずに済む」という主旨の投稿は大きな反響を呼び、コメント欄には「防衛力強化を図らずにそれができればいいですけど現実は違いますよね。ウクライナだって核兵器を放棄しなければ進攻されずに済んだかもしれません」「土下座は世界を救う!土下座外交一択!と言っております」「トラストミーですね。わかります。この件は岸田路線が正しい様です」「外交の要諦は、私を信じろと言いながら嘘を吐いたりしない事。ルーピーにならない事」「まったくその通りと思います」「いよいよダメです。出番です。宜しくお願い致します」など、さまざまな意見が寄せられていた