ネット掲示板「2ちゃんねる」開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏(46)が16日に自身のツイッターを更新。「『タイマーで故障を偽装し部品を売る』島津製作所子会社による悪質不正行為の全容」と題して配信されたMONOistの記事を引用して私見を述べた。
ひろゆき氏が引用した記事では、島津製作所は同社子会社の島津メディカルシステムズで行われていた保守点検業務に関する不正行為の内容について外部調査委員会による調査結果を発表としたといい、島津メディカルシステムズ熊本営業所では、タイマーにより意図的に装置が故障したかのように見せかけ、保守部品を売るという不適切行為が行われていたことが2022年9月に発覚していると伝えている。
島津製作所では内部通報を受け、2022年5月から社内調査を開始。2022年9月に外部調査委員会を設置し、調査を行ってきたという。関係者へのヒアリングやデジタルフォレンジック調査の結果、7人の嫌疑濃厚者を特定し5件の医療機関に対する不正行為を確認している。
ひろゆき氏はこの記事を引用しながら、「島津製作所が故障を偽装して100万~300万円の修理代を不正請求した事件。不正行為で従業員がお金を貰えたりと個人的に得をするわけではない。」と指摘したうえで「『組織のために悪事であることを理解して、人を騙してお金を取る』カルト宗教の考え方と何が違うんだろう。。。?」と持論を投稿した。
ひろゆき氏の投稿にコメント欄には「悲しいです。ノーベル賞受賞者の田中さんは泣いてると思います」「会社ぐるみの詐欺と言ってもいいな」「発覚は氷山の一角。叩けば埃の出る企業は少なくない」「壊れないように保守点検するはずなのに、修理の売り上げ目標とか設定するされるからおかしな事になるんですよね」「ひとつの会社に一生就職し続けることが美徳みたいな文化がある限り、自分の居場所を守りたくなっちゃうのかもしれませんね」など、さまざまな意見が寄せられていた。