5月3日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で「みんなの説SP」を放送。その中で検証された「しっかりキープするまでが勝負のカルタ対決 柔道家とカルタ名人でいい勝負説」が視聴者から疑問の声を集めている。

通常、払って勝負するカルタだが、これにキープ要素を追加。取り札を自陣の一定のエリアまで運べばポイントを獲得できるというルールで5ポイント先取制に。つまり、相手が先にかるたを取ったとしても、自陣のエリアに運ばれる前に奪えばポイントゲットとなる設定で、この説に挑戦したのは、柔道金メダリストの瀧本誠選手(48)と、3年連続日本一に輝いたカルタ名人である粂原圭太郎氏(31)だった。

1枚目では、もちろん札をゲットした名人だったが、その名人を瀧本選手は抑え込んで締め技で札を奪われてしまった。名人は瀧本選手から札を奪い返そうと近づくも、投げられてしまい、失敗。瀧本選手が先制してしまった。

また、2枚目も札をゲットした名人を瀧本選手が振り回して投げて、札が取られてしまうことに。これを受け、3枚目では名人が何度かフェイク動作となるフェイントを入れて瀧本選手を惑わせてから自陣に素早く逃げることでゲットに成功。4枚目ではやはり瀧本選手に抑え込まれて三角締めを決められてしまうことに。その間に札がどこかに行ってしまったが、名人が見つけて自陣までさっと逃げることで2ポイント目のゲットに成功していた。その後、名人は素早く逃げる作戦で4枚までゲット。最後の5枚目も何度かフェイントを入れることで奪取し、勝利したのは見事名人という結果となった。

しかし、この勝負に視聴者から「絞め技は酷すぎる」「かわいそう」「名人にはデメリットしかない」といった悲鳴が集まっていた。

「名人がフェイントを入れるようになってからは視聴者の反応も少々変化し、その応用力と頭の良さに対する絶賛が集まっていましたが、身体が資本のカルタ名人に対し、関節技を掛けたり投げ飛ばすなど、ひやひやする場面も。瀧本選手は明らかに手加減はしていたものの、名人のフェイクがなければ成立しなかった企画だっただけに、その危険性を指摘する声が集まってしまったようです」(週刊誌記者)

なお、放送後、名人はツイッターで「今までで1番ハードな戦いだった」と振り返っていた。