5月8日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に元大阪府知事の橋下徹氏(53)と社会学者の古市憲寿氏(38)が出演。この日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に以降したことに触れ、あらためて政府を批判した。
これまでの、外出自粛の要請や入院勧告などの厳しい措置をとることができる「2類相当」から、季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行した新型コロナ。これにより、今後は段階的に幅広い医療機関で受診できるようになっていく。なお、『めざまし8』でも出演者の間に設けられていたパーテーションが撤廃された。
このことについて古市氏は「でも、この3年間を美談にしちゃいけない」と指摘。「『みんなの頑張りでコロナ禍が終わりました』って話ではなくて、むしろ政治の責任ってめちゃくちゃ大きいと思うんですよ」と政府の責任について触れ、「本当はもっと早く正常化できたんじゃないか、とか。少なくても1年前には欧米はほぼ元通りになっていたわけで。この3年間、日本が世界でほぼ世界で一番遅いくらいの正常化ってどうなんですか?」と苦言を呈した。
また、橋下氏も「すべては医療機関への対応策でね。今まで、日本では限定された医療機関でしかコロナは見ていなかったわけで。すぐに医療ひっ迫になってたでしょ?」と、医療機関のために正常化が遅れたことを指摘。「これは全医療機関で対応することが1番なんですけど、医療界の方からもいろんな意見がありますから」と皮肉めいたコメントをした。
さらに橋下氏は前日に加藤勝信厚労相(67)と議論し、「すぐにでも全医療機関で対応できるようにお願いします」と指摘したとのことだが、「現実の行政としては段階を追ってやっていかなければならない」と言われたそう。
橋下氏は続けて「これからコロナの患者数は増えていきますよ」と断言し、「その時にね、医療で対応するしかない。社会経済活動を止めて対応とか、もうあり得ないですからね」とあらためて指摘。古市氏も、「お医者さんも法律的には患者さんを診る義務があるわけじゃないですか。でも今回、『NO』って、ある種お医者さんとか医師会が言ったわけじゃないですか、部分的ですけど」と言い、「それも考えなきゃいけないですよね」と話していた。
このふたりの発言に視聴者からは「人が死にまくっただろ」「医療を悪者にして気持ちよさそうね」「あなた達みたいな人がその都度コロコロ意見を変えて国民を悪い方に煽ったから」「2人にも煽った責任がある」といった指摘も集まっていた。
視聴者からはテレビメディアで新型コロナをさんざん煽り続けたふたりへの責任を問う声も見受けられた。