8月30日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、コメンテーターで起業家の安部敏樹(36)がジャニーズ事務所の前社長で故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題について、私見を語ったところ、ネット上で「責任をなすりつけてるだけ」と批判が殺到している。

この日は、同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が行った調査結果について特集。調査報告によると、「1970年代前半から2010年代半ばまでの間、多数のジャニーズJr.に対し、長期間にわたって広範に性加害を繰り返していた事実が認められた」としたうえで、原因のひとつとして、ジャニー氏の姉で長年同事務所の経営に携わっていた故・メリー喜多川氏(享年93)による放置・隠蔽があったと報告。

さらに、長期間にわたり報じられてこなかった背景に、報じることで同事務所のタレントを起用できなくなると危惧した「マスメディアの沈黙」があったことも指摘した。

 こうした報告に、安部氏は「加害行為に関しては『やったやつが悪い』って話で言うと、ジャニーさんの存命中にここまで踏み込めなかったというのはすごく残念だな」としたうえで、「メディアの課題はすごく大きくあった」と指摘。

一方で、同事務所所属のタレントについては「どのような形で処遇を受けていくかはマスメディア側にボールが渡されている。それは決してタレントの皆さんが悪いわけではない」「むしろ被害者者であるということであるものの、業界がずっと自浄作用を持ってこなかったという中で、どのようなアクションを各メディアはされていくんですか?というのは試されていると思う」と語った。

 ただ、安部氏は「大部分の国民の方が知ってたんじゃないですか?この話」と、ジャニー氏の性加害を黙認していたのは国民も同じではないかと持論を展開。続けて、「見る人がいて(メディアが)成り立つという話で言うと、視聴者であったりファンであったり、私も含めですが、皆さんというのも責任の一端を担っている」と主張し、「社会で責任を感じて、しっかりアクションプランを実行していくことが、事務所だけでなく、メディアや視聴者にも求められる」と語った。

 ただ、メディアが報じてこなかったことを視聴者の責任にするのは、あまりにも無理がありすぎる。

 そのため、ネット上では、「メディア側が真実を伝えてくれてないのになんで視聴者側に責任が回ってくるんだ?」「『視聴者にも責任がある』これは違う。それはメディアで仕事をしている人が、視聴者にも責任をなすりつけてるだけ。」「なんで視聴者の責任やねん。J事務所のタレントさんがドラマを席巻するのモヤッてた人も多かろ」「視聴者の責任とは?
私はジャニーズに関わる商品を何一つ買ったこともないのに?マスコミが隠し続け持ち上げ続けたことに対してなんの責任を問われるの?」と批判が殺到していた。

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