近畿日本ツーリストが、2023年秋の国内・海外の旅行動向を発表した。
近畿日本ツーリストが同社の2023年9月1日発〜11月30日着の旅行販売高を調査したところ、国内の人気旅行先ランキングでは、1位を千葉県(販売高前年比228.9%)、2位を東京都(販売高前年比290.1%)、3位を大阪府(販売高前年比228.1%)と、上位を都市圏が占める結果となった。
コロナ5類移行後、大都市を中心にイベントや祭り、大規模コンサートが復活したことから、東京ディズニーリゾートのある千葉、ショッピングや観光が楽しめる東京、ユニバーサルスタジオジャパンのある大阪といった都市圏が人気旅行先としてランクインしたのではないかと近畿日本ツーリストは推測している。
海外旅行に関しても、近畿日本ツーリストは2023年9月1日発~11月30日着の海外旅行予約人数の調査を行なっている。その結果、人気旅行先ランキングの1位は台北、2位は香港、3位はソウルとなった。
海外旅行においては、物価高・円安の影響を受けて人気旅行先はアジア圏に集中している。国内旅行はコロナ禍以前の状態にほぼ復活しているが、海外旅行に関しては円安・インフレの影響もあるため、本格的な回復は2024年以降になると見られている。
今年は紅葉の見頃が例年より遅れ気味、今からでも間に合う
前述した国内旅行の動向を踏まえて、近畿日本ツーリストはおすすめの紅葉ツアーも発表した。
近畿日本ツーリストが提案するおすすめツアーの1つ目は、「光明寺・東福寺・高山寺・東寺夜間拝観「そうだ京都、行こう。」錦秋の10名所 3日間」。紅葉の名所として名高い光明寺の「もみじ参道」や、鳥獣戯画で有名な世界遺産の高山寺、東寺の期間限定の夜間拝観(写真)など、全10ヶ所を巡る。
おすすめツアーの2つ目は、「秋バラと紅葉の見頃時期限定企画!ハウステンボス光の王国と九州紅葉絶景 3日間」。九州の人気紅葉スポット「御船山楽園」「祐徳稲荷神社」、そして1000品種が咲き誇るハウステンボスの秋バラ(写真出典:ハウステンボス)と、同施設の夜のイルミネーション「光の王国」が一度に楽しめる。
近畿日本ツーリストによると、今年は猛暑だったため、紅葉の見頃が例年よりも遅れ気味になると予想されているという。そのため、紅葉ツアーには残席があるコースもあり、今からでも人気の紅葉ツアーを楽しむことができるとのことだ。