誰もが一着は持っているだろうダウンジャケット。皆さんお手入れはどうしているだろうか。パナソニックが行った調査で、「冬物の衣類でお手入れ方法に悩むものは何ですか?」という質問への回答の1位はダウンジャケットで65%だそうだ。そして、「おもちのダウンジャケットの洗濯方法と頻度」に対する回答をまとめると、洗濯方法クリーニング、洗濯機、手洗いの順で多く、頻度は、1シーズンに「1回」、「1回より少ない」、「2回以上」の順になる。

ということは、「ダウンジャケットは1年に1回は洗いたいけど、自宅で洗わずにクリーニングに出すが、悩んでしまう」というのが最も一般的なようだ。「自分のダウンは自宅で洗濯していいのだろうか?」と疑問に思う人も多いのではないだろうか。パナソニックによればその答えは「ちゃんと表示があれば大丈夫」とのことだ。

パナソニックは、「ザ・ノース・フェイス」など多くのブランドを展開するアウトドアアパレルメーカーのゴールドウインが監修した「ダウンジャケットコース」を搭載した洗濯機の新シリーズが今年発売する。

株式会社ゴールドウイン開発本部テック・ラボ の柴田徹氏によると、「再生可能な原材料の利用や長期的に使用できる製品を提供する」ことにより循環型社会を実現するというゴールドウインのサステイナビリティ―への基本的な考え方が、パナソニックの「洗濯機を長く大切に使う」という思いに共感することが、今回のコラボレーションの基本であるという。

ダウンジャケットに関わるサステイナビリティ―の取り組みの一つは、「汚れが気になったら、自宅で簡単に洗って大切に長く着ていく」というライフスタイルと言えるだろう。

これまで、ダウンジャケットを洗濯機で洗うには、すすぎまでを「手洗い」、「ソフト」、「ドライ」などの洗う力が弱いコースで行い、脱水は30秒程度の短時間で数回繰り返すというのが一般的な方法だった。洗濯機の脱水行程によるダウンの片寄りや型崩れを避けるために、そこはマニュアルでの操作が必要だったわけだ。

パナソニックの新シリーズ洗濯機なら、ダウンジャケットのジッパーをしめて、袖を前に折り、縦二つに畳んで、洗濯ネットに入れてあとは「ダウンジャケットコース」を選ぶだけで洗濯、すすぎ、脱水までが完了する。

さて、ダウンジャケットを洗う際のポイントは「中わたが片寄らないように優しく洗い、キレイな水で繰り返しすすぐ」こと。新シリーズでは以下の行程でこれを実現する。

①「スゴ落ち泡洗浄」でやさしく、まんべんなく全体を洗う。
② すすぎを十分に行うことにより、シミ汚れにのように見える原因となる洗剤成分を残さない。
③ 半乾きの段階で何度か中わたの絡みをほぐして、乾燥時に中わたをしっかり広げて水分を残さず、カビを防ぎ保湿性を維持する。

パナソニックによる「ダウンジャケット 洗浄比較」の結果が上の画像だ。首回りや手首周りの気になる皮脂汚れ、顔周りのファンデーションによる汚れ、アウトドアで付着しがちな泥汚れ、そのいずれにおいてもダウンジャケットコースの洗浄力が手洗いよりも優れている。

ダウンジャケットコースを使えば、一般的な方法による手洗いよりも圧倒的な洗浄効果が期待できるというわけだ。

また、クリーニング店に出す場合には一定の期間預けておく必要があるが、自宅で洗濯できるならその時間は必要ない。汚れたらすぐに洗って着ることができる。

「ダウンジャケットコース」の対応機種は、LX129E・ LX127E・ LX125E・ LX113E・ SD10UB・ SD10HBの6タイプ。

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