ソフトウェアプロダクト事業等を手がけるユビキタスAIコーポレーションと、ビジネスブロックチェーンプラットフォーム「Rablock」を展開するラブロックは13日、ブロックチェーンを活用したIoT(モノのインターネット)機器のデータ改ざん防止ソリューションに関する業務提携で合意したと発表した。

業務提携では、ユビキタスAIコーポレーションの、IoT機器のライフサイクルを通じた管理を行うためのソリューション「Edge Trust」と、ラブロックのビジネスブロックチェーンプラットフォーム「Rablock」を活用し、IoT機器が生成するデータの改ざんを防止するソリューションの企画・開発を行う。2020年3月を目標に、実証実験を開始するとしている。

「Edge Trust」は、ユビキタスAIコーポレーションが凸版印刷と協業して提供している、IoTサービス開発企業を対象としたセキュアIoTサービス開発ソリューションである。一方、ラブロックが展開する「Rablock」は、安価に短期間での開発を強みとするビジネスブロックチェーンプラットフォーム。医療データの管理や電力エコポイントシステムなどにおけるデータの改ざん防止ソリューションにおける採用実績があるほか、日経BP社が開催する「日経 xTECH EXPO AWARD 2018」において、準グランプリおよびブロックチェーン賞を受賞したと伝えている。

両社はこれらを組み合わせたソリューションを開発し、「Edge Trust」のオプションサービスとして販売することで合意したという。同ソリューションでは、ユビキタスAIコーポレーションが組み込みシステム向けの実装を行い、IoT機器と「Rablock」を連携させる。両社の機能を組み合わせることで、「IoT機器や生成された情報を管理する際のセキュリティをより強固にし、開発予算を抑えながら、クラウドサービスで扱うデータの正当性向上を実現する」としている。