不倫疑惑の追求から逃げ回って来た、立憲民主党・山尾志桜里議員(43)がついに四面楚歌の窮地に追いやられている。
6日発売の一部夕刊紙によれば、不倫疑惑の相手・倉持麟太郎弁護士(35)の元妻・A子さんが山尾氏に対し、弁護士を通じて「2週間以内(12日まで)に謝罪がなければ慰謝料請求の訴えを起こす」と、最後通告ともとれる文書を送っていたことが明らかになった。
山尾氏の不倫疑惑が最初に取り沙汰されたのは17年9月7日発売の週刊文春(文藝春秋社)。「イケメン弁護士(9歳下)と『お泊まり禁断愛』」と題して、山尾氏が倉持氏の自宅や都内の高級ホテル・品川プリンスで密会しているとスクープされた。この一件によって、11月に倉持氏とA子さんは離婚したのだが、この時、じつはA子さんは脳梗塞の療養後であり「判断もつかない状態だった」のだという。倉持氏はそんなA子さんから、弁護士のアドバンテージを活用して、親権まで奪っていったのだ。
その後、夫と息子を奪った山尾氏に納得できないA子さんは、3月22日発売の同誌に「夫婦の寝室にまで」上がり込まれ「セミダブルベッドのカバーがズリ落ちる」行為をされていたと、不倫の詳細を暴露する手記を発表した。
だが、この時の記事に怒った倉持氏は「プライバシーを侵害された」などと文書で通知した上で、2歳の息子との面会さえも禁止したのだった。この文書については、5日発売の週刊文春でも公開されており、「(マスコミに口外しないとの)確約がなければ長男との面会交流を見合わせざるを得ません」など、子供をタテに圧力をかける、冷酷な文面に批判が集まっていた。
ある日、いきなり幸せだった家庭が壊され、愛する夫も息子さえも自分の前から去っていく。しかも、そんな不条理な略奪不倫の相手の有名議員は何ら詫びることなく、国会で弱者の正義を語っている。世間に訴えることなく、ただ飲み込まねばならないA子さんの辛苦は想像に難くない。
A子さんは5日発売の週刊文春でも「2歳の長男は突然母親と会えなくなり、状況がわからず、とても不安を感じているはず。一刻も早く、『ママはいつも君のことを想っているんだよ』、『愛しているんだよ』と伝えてあげたい」と我が子に会えぬ辛さを訴え、「山尾さんは、子を持つ母親として、私の気持ちが分からないのでしょうか」と悲しみをつのらせていた。そして悩んだA子さんは、ついに冒頭の提訴準備に踏み切ったというのがことの経緯である。
これまで「むき出しの好奇心には屈しない」とマスコミの追求から逃げ回っていた山尾氏だが、提訴となれば簡単に無視することは出来ない。もちろん民事裁判なので法廷に不出頭の可能性はあるが、不倫があったのかどうかが法廷で審判を受けることになる。
■虐待児童の心理負担を訴えるも説得力ゼロ?
そんな窮地の山尾氏は4日の衆院法務委員会で質問に立ち、「虐待される児童」について「子供が犯罪の被害者になった時に繰り返し被害状況を話すことが子供の心理的負担になってる」と意見を述べた。これには、SNS上で日本中から「お前が言うな」「貴方が子供のことを語る事は許さない」などと、ツッコミを受けたことは言うまでもない。
これ以上知らぬ存ぜぬを通しても、今後女性問題や児童問題で発言するたびにブーメランが身に降りかかるのは避けられない。そうなれば山尾・倉持両氏の拠り所である「立憲的改憲」どころではないだろう。山尾氏は正々堂々裁判に出廷して、「男女の関係はない」との発言を証明するしかない。