ビットコイン(BTC)は19日、午前4時から上げ始め、現在の取引価格は87万968円で前日から2.81%上昇した。イーサリアム(ETH)は5万6922円で、前日から4.56%上昇。リップルは(XRP)は前日に70円台前半を推移していたが、本日の午後0時頃から急騰し77.55円。前日から8.53%上昇している。
先週から、基軸通貨であるビットコインが順調に上昇トレンドに入ったことで、他のアルトコインも引っ張られる形で上昇に弾みがついた格好だ。12日以来、ビットコインは73万円から88万円のレンジ相場で取引されている。
この日の主なニュースとしては、米ニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官が、主要な仮想通貨交換業者13社に調査票を送り、管理体制などの情報開示を要請したことだろう。調査を通じて交換業者の透明性を高め、投資家保護を強化することだという。今後、アメリカでも仮想通貨のマーケット市場が拡大することを見越しての動きか。
NY州司法長官、仮想通貨交換13社に情報開示要請
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2952743018042018EE9000/
また本日は、コインマーケットキャップの上位100通貨のうち、ほとんどが上昇。プラス成長を果たして堅調だったが、一方でバージ(XVG)は-16.25%と大きく値を下げた。
この日、コインマーケットキャップで最も伸びが大きいアルトコインは、時価総額77位のモナコ(Monaco)だ。一時、伸び率は84.02%を記録した。取引価格は1MCO=1687円となっている。
モナコは、香港を拠点とするクレジットカード会社「Monaco」が発行する仮想通貨。Monacoは仮装通貨を利用した「デビットカード決済」を可能とする事に加え、ビットコインやイーサなど複数の仮想通貨を無料アカウントで管理できる環境の構築及び提供を目的としてプロジェクトがスタートしている。
大手取引所のバイナンスでもっとも大きな伸びを示しているのは、こちらもモナコ。伸び率もコインマーケットキャップとほぼ一緒だ。続いて伸び率の2位は時価総額53位のビーエーティ(BAT)。伸び率は33.85%、取引価格は1BAT=40.54円となっている。
ビーエーティは、最初から広告機能をブロックする機能を搭載した「Brave」という次世代のブラウザを開発するプロジェクト。ICOでは数十秒の間に約38億円を集めるなど注目度の高さがうかがえる。
ここ数ヶ月低迷を続けていた仮装通貨市場だが、先週からの上昇トレンドで、市場の回復に期待したい。