日本人だけでなく世界でも認められているグルメの1つと言えばラーメン。
日本全国には数えきれないほどのラーメン店があり、もちろん知られざる名店がキラ星のごとく存在している。
例えば、西日本でいえば広島市民を魅了し続ける「陽気」、岡山市民を魅了し続ける「天神そば」、山口県周南市民が愛するスター系ラーメンの「第三スター」や岩国市民に愛され続ける「寿栄広食堂」 などが存在している。
甲信越地方では新潟県長岡市民が足しげく通う「青島食堂」や長野県松本市民が愛するイラン人が作る絶品ラーメン、「ラーメン藤」に、あの田中要次さんも愛すると言う長野県木曽町の「あすなろ」のチャーシューメンなどが挙げられる。
東海地方では、いまや全国区となった名古屋名物の「台湾ラーメン」を初め、一宮市民を魅了しつづける「ベトコンラーメン」に、知られざる岐阜県多治見市の「台南ラーメン」などが挙げられる。
もちろん北の大地・北海道にも、北海道ラーメンランキングで1位を独占し続ける味噌ラーメンのお店「彩未」や、あの北川景子さんを魅了したショウガラーメンの名店「信月」など、数え上げればきりがない。
首都圏でいえば、横浜市民が愛するソウルフード・サンマー麺の名店「玉泉亭」、に平塚市民が愛して止まない独自の平塚タンメン、日本で初めてミシュランの星を獲得したラーメンなど、もはや挙げていくことが困難なほど、さまざまな名店がひしめき合っているのだ。
今回はそんな日本中にある美味しいラーメンの中から、標高2300メートルで味わう絶品のラーメンをご紹介したい。
お店の名前は「涸沢(からさわ)ヒュッテ」だ。
・上高地から徒歩で約6時間、北アルプスのオアシスの1つ「涸沢(からさわ)ヒュッテ」
涸沢ヒュッテとは、北アルプス(飛騨山脈)の前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳の四座への登頂のためのベースキャンプの1つ。
どれも3000メートル級の山であり、中でも奥穂高岳は北アルプスの最高峰であり、富士山と北岳につぐ日本で3番目に高い山だ。そんなハイレベルな山へのアタックには、美味しい料理と休息が欠かせない。
そんな北アルプス最高峰へのアタックに必要不可欠な山小屋の1つこそ、涸沢ヒュッテなのだ。
涸沢ヒュッテにはいくつかのアクセスルートがあるが、最も安全なコースが徳沢、横尾を経由してアクセスするルート。
詳細は地図や書籍、情報サイトなどを参照して頂きたいのだが、徒歩で6時間はかかる場所にある。
そのため、残念ながら、気が向いたから明日食べにいこう、というような軽い気持ちではアクセスできない。
・「涸沢(からさわ)ヒュッテ」で味わう天空のラーメン
上高地から6時間以上のトレッキングを経てたどり着く涸沢ヒュッテの売店では、そのトレッキングする価値のあるご褒美がある。
それが前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳の四座に囲まれた絶景だ。
そんな絶景とともに楽しみたいのが、こちらの山小屋のラーメン
一般的には山小屋のラーメンは、どちらかと言うとインスタントラーメンに近い物が多いかもしれないが、こちらのラーメンは美味しい生タイプの麺が使われている。
メンマもチャーシューも山小屋で味わうクオリティとは思えないほどの味わいのため、正直驚いてしまうかもしれない。
しっかりトレッキングした後に、こちらのツルツル・シコシコの美味しい醤油ラーメンを味わえば、トレッキングの疲れが吹き飛んでしまうほどのウマさ。
そして麺の向こうには絶景が広がっているのだ。
そう、まさに地上では味わえない、天空のラーメンがここには存在しているのだ。
心地よい疲労によって身体全体でラーメンを味わう、そして身体全体で北アルプスの自然を味わう、まさにこの場所でしか味わえない、最高のグルメ体験と言っても過言ではない。
これからベストシーズンを迎える上高地の涸沢(からさわ)。
その美しい紅葉は、まさに絶品の絶景だ。
この秋、身体全体で味わう美味しいラーメンを体験するために、こちらの山小屋を訪れてみてはいかがだろうか?
きっとそこには、これまであなたが体験した事の無い、地上では体験できない美味しいグルメ体験が待っているに違いないのだ。
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お店 涸沢(からさわ)ヒュッテ
住所 長野県松本市安曇4469-1
営業時間 春~秋のみ
お店の公式ホームページ http://www.karasawa-hyutte.com/
お店の公式facebook https://www.facebook.com/karasawahyutte/
※紅葉シーズンは非常に混雑するため、公式サイトもしくは公式サイトに掲載されている電話番号に連絡の上、訪問ください。また、山のルール(ゴミは持ち帰る、石けんなどは使わないなど)については遵守ください。
▼紅葉シーズンの涸沢(からさわ)ヒュッテ周辺(涸沢(からさわ)ヒュッテのfacebookより)