スウェーデンの首都ストックホルムは「北欧のベニス」や「水の都」などと称される美しい街。
ストックホルムは14の島からなる街で、水上バスを使って移動すると 観光地の移動時間を短縮することができます。
今回は意外と知られていないストックホルムの水上バスについてご紹介します!
ストックホルムの人気の観光地であるガムラスタンは魔女の宅急便のモデルにもなった、美しい街並みの旧市街です。
ガムラスタンに続く人気観光地のユールゴーデン島は「博物館島」と呼ばれるほど、沢山の博物館があるエリア。
この二つのエリアは地下鉄やトラムの乗り換えが必要になるのですが、水上バスを利用すると乗り換えなしでたった10分程でアクセスできます。
以外と知られていませんが、水上バスは隠れた絶景スポットでもあるんですよ。
早速、ガムラスタンの南東側にある水上バス乗り場のスルッセン(Slussen)からユールゴーデン島を目指しましょう!
ストックホルムの水上バスは市内の鉄道、地下鉄、バス、トラムなどを運行するSL社が運営しているので、他の公共機関と共通の料金です。一日乗り放題チケットなども利用できます。
シングルチケットを購入すると、44SEK(スウェーデン・クローナ)。チケットを改札に通してから75分以内だと同じチケットで他の公共交通機関への乗り換えも可能です。
船は10分に一本ペースで運行しているので、ユールゴーデン島行きの船(Djurgården 82番)に乗ります。
船からはガムラスタンのあるスターズホルメン島、セーデルマルム島、シェップスホルメン島、カステルホルメン島、ユールゴーデン島の5つの島が見えます。
ガムラスタンを出発すると見える対岸のセーデルマルム島は、ストックホルムのソーホーと呼ばれるオシャレなエリア。
フェリーターミナルがあるので、北欧クルーズに出る大型のフェリーが沢山停泊していています。
小さな島にちょこんと可愛い建物があるカステルホルメン島を過ぎ、近代美術館のあるシェップスホルメン島で停まります。
シェップスホルメンからユールゴーデンに向かう間に見える市内中心部の街並みがとても美しく、ストックホルムが北欧のベニスなんて例えられる理由がわかった気がします。
ユールゴーデン島には現存する最古の軍艦のあるヴァーサ号博物館、スカンセン野外民族博物館、遊園地のグローナルンド、ABBAミュージアム、ローゼンダール宮殿など見どころが多くあります。
船から見る遊園地も迫力満点ですが、反対に絶叫マシンから見える景色はどのように見えるのか気になりますね。
勇気のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ほんの10分という短い時間ですが、ストックホルムの様々な風景を楽しむことができました。島によって随分と個性が違って面白いですね。
ユールゴーデン島からガムラスタンに向かう場合は、グローナルンド前の乗り場(Allmänna gränd brygg)からスルッセン(Slussen)行きの82番に乗船します。
この二つのエリアを結ぶ水上バス82番は通年運航しているので、ぜひ観光の間に立ち寄ってみてください。
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