ライン川観光の拠点として多くの観光客で賑わうリューデスハイム。ワインの町として知られる一方、ドイツが誇るブランデー「アスバッハ」誕生の地でもあります。
アスバッハは1892年に創立。創立者ヒューゴ・アスバッハ氏が考え出したレシピを受け継ぎながら、最高品質の製品を作り続けているブランデーブランドです。
芳醇さと爽やかさを併せ持つブランデーのほか、ブランデー入りのチョコレートは女性にも人気。
リューデスハイムにはアスバッハのビジターセンターもあり、ブランドの歴史や製造法を学びながらアスバッハの世界観に触れることができます。
そんなアスバッハを使用した飲み物「リューデスハイマ―カフェ」は、リューデスハイムで人気のご当地ドリンク。町なかのほとんどのカフェで注文でき、ちょっとしたパフォーマンス付きで提供されます。
リューデスハイマ―カフェは1957年に考案された飲み物。時を経た現在でも町を代表するドリンクとして人気を誇ります。カフェでは好奇心旺盛な観光客のほか、地元のご老人とみられる方々がのんびりとこのドリンクを味わっている姿が。
リューデスハイマ―カフェで使用するのは、アスバッハ40mlのほか角砂糖3つ、そしてコーヒー。カフェでオーダーをすると材料全てが運ばれ、目の前でドリンクが作られます。
まずはカップのなかでアスバッハと角砂糖をフランベ。カップから炎があがる様子はまるで魔術を行っているかのよう。
フランベし終えたところにコーヒーを注ぎ、生クリームとチョコレートをトッピングすれば完成です。肝心な味はというと、アスバッハの香りが立ってかなり大人な味わい。使用するブランデーの量も40mlと少なくないので、アルコールが得意でない方はお連れのかたと分ける方がいいかもしれません。
カフェによっては、夏になるとバニラアイスが入ったコールドバージョンも登場します。筆者はまだ試したことがありませんが、バニラアイスが入る分、こちらのほうが味もまろやかになって飲みやすそうですね。
ちなみに、専用のコーヒーカップはアスバッハのビジターセンターのほか、町のお土産屋さんで購入できます。味が気に入って自宅でも作ってみたいという方は、この機会に購入してみてはいかがでしょうか。
リューデスハイムのご当地ドリンク「リューデスハイマ―カフェ」。ブランデー、アスバッハを使用して更に大人な味わいになったコーヒーを、現地でぜひ味わってみてください。
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