タレントの松尾貴史(58)が9日に行われた翁長前知事の県民葬で聞かれた野次についての持論を展開したものの、ネットからの不信感を集めている。
県民葬には約3000人が参列し、菅義偉官房長官(69)が首相の弔辞を代読したものの、会場からは「帰れ」などの野次が飛び、問題となっていた。
そんな中、県民葬に参加した日本維新の会の下地幹郎衆議院議員(57)が、野次について「残念でした。自らが尊敬する前知事の県民葬であれはない」とツイート。それを受け松尾は11日にツイッターで下地議員のツイートを引用しつつ、「残念なのは、沖縄に寄り添う気持ちが皆無の政権、空疎な『悼むふり』の安倍氏・菅氏と、あの叫びを『野次』だと受け取るあなたの品性」と指摘。「物理的にはいざ知らず、あなたの魂は、県民葬に『参加』していたのでしょうか」とつづった。
このツイートに対し一般ツイッターユーザーから「葬儀の場は故人を偲び、静謐に行われるべき」と指摘されると、松尾は同日にふたたびツイッターを更新。
「葬儀ですよ。静謐だからOKなんて事であれば、個人を蔑んでいても良いことになると思うのですが、そんな訳はないです」と持論を展開した。「葬儀の場は故人を偲び、その意志を尊重して行われるべきと思います。どのような作法があったとしても」と故人の意志が尊重されているのであれば野次も許されてしかるべきだとした。
しかし、この一連のツイートに対し松尾のツイッターには、「葬儀の場で罵声を浴びせるのが翁長さんの意思ですか?普通でないことは確かです」「喪主が黙っているのに、そのお葬式でヤジは不謹慎ですよ」「野次は野次なんですよ。県民葬は公のもの。何も心に響きません」といった批判が殺到。不信感を集めている。