日本でも親しまれているスペイン料理と言えば、パエリア。
パエリア(パエリャまたはパエジャ)は、スペイン東部バレンシア地方で生まれた、お米を野菜・魚介類・肉などといっしょにスープで炊いた料理です。
スペインの首都マドリードにはおいしいパエリアを出すレストランがたくさんありますが、今回はその中でも特においしいと評判のパエリア専門店「レストラン アルブフェラ」を紹介します。
レストラン アルブフェラは、1983年にオープンした老舗レストラン。看板商品であるパエリアなどの米料理や種類豊富な伝統的スペイン料理をワインやビールといっしょに楽しめます。
レストラン アルブフェラがあるのは、国際会議によく使われるホテル・メリア・カスティージャ。
ランチは13:00-16:00、ディナーは20:00-23:30の時間帯で営業しています。
レストランの中は、屋根のあるテラスと広々としたダイニングエリアという2つの異なった雰囲気のエリアに分かれており、フロアに高低差があるので、周りが気になりにくいです。
フロアと厨房の間にあるカウンターには、湯気の上がる大鍋に入ったパエリアが!
サフランの香りが客席まで漂ってきて、食欲を刺激されます。
こちらの大鍋に入ったパエリアは、1鍋15人前とのこと。今回はコース料理を予約していたので、パエリアが出てくるのを楽しみしながら、食事を始めました。
レストラン アルブフェラには種類豊富なワインリストが揃っています。リオハ、リベラ・デル・ドゥエロ、ラ・マンチャなど、スペイン有数のワイン産地のワインをぜひ楽しんでみてください。
前菜の生ハム。どんぐりの実を食べて育ったイベリコ豚の生ハム、ハモン・イベリコ・ベジョータは最高級品です。
タラのカルパッチョは繊細なお味。3種類の自家製パン、箸休めのオリーブも美味しいです。
ワインを飲みつつ、前菜や揚げ物(クロケタなど)を楽しみ、だいぶお腹が良くなってきたころに、お待ちかねのパエリアが登場しました。
先ほど見たのと同じ、15人前サイズの大きなパエリア鍋から、スタッフが全員の分をお皿に取り分けてくれます。今回は2種類のパエリアを盛り合わせてもらいました。
左側の少し赤っぽい色をしたパエリアは「アロス・アバンダ」と呼ばれるシーフードのパエリア。魚介のスープで炊き上げるため、お米一粒一粒に旨みがたっぷりと詰まっています。
右側の黄色っぽいパエリアは「パエリャ・バレンシーナ」と呼ばれるバレンシア地方のパエリア。野菜、インゲン豆、肉(兎肉または鶏肉)が入っています。
どちらもとても美味しく、具材の食感や味の違いを楽しみながらいただけました。
デザートは、「アロス・コン・レチェ」と呼ばれるライスプティングにチョコレートをあしらい、マンゴーソースをかけたもの。
「米料理(パエリア)の後にお米のデザート(ライスプティング)?」と驚きましたが、甘すぎず、さっぱりとした味わいで、お腹がいっぱいにも関わらず、ぺろりと食べてしまったほど。
最後にコーヒーとチョコレートがサーブされて、コースは終了。大満足の内容でした。
ランチの予算の目安は20~30ユーロ程度で、この日のコースは54ユーロ(ワイン別)。
スペイン・マドリードを訪れた場合は、是非こちらのお店で絶品のパエリアを味わってみてはいかがでしょうか?
きっと素敵なスペインの味を堪能できるに違いありません。
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店名 Restaurante L’Albufera(レストラン アルブフェラ)
住所 Calle del Poeta Joan Maragall, 45 | Meliá Castilla, 28020 Madrid, Spain
電話 +34 915 67 51 97
営業時間 ランチ 13:00-16:00、ディナー 20:00-23:30
公式サイト https://www.melia.com/en/hotels/spain/madrid/melia-castilla/albufera.html