マレーシア・ボルネオ島の玄関口とも呼ばれる都市「コタキナバル」。

ボルネオ島はマレーシア、インドネシア、ブルネイの3国が所有しており、マレーシア領土は東部のサバ州と西部のサワラク州に分かれています。

コタキナバルはサバ州の州都で、マレーシア・クアラルンプールに次ぐ第2の都市。コタキナバルは栄えた都市でありながら自然もたくさんある、見所満載のリゾート地。

今回は時間の少ない観光客でも気軽に立ち寄れる、美しい離島をご紹介したいと思います。

島の名前は「サピ島」。

サピ島はコタキナバル市街地から船でたった15分ほどで行ける、透明度バツグンのビーチがある島。

「トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園」という海洋公園の中の1つにある島で、サピ島の他にはマヌカン島、マムティク島、スルグ島、ガヤ島の4つの島がこの海洋公園には存在します。

サピ島はこじんまりとした島ですが、海洋公園の他の島の中でも格別に海の透明度が高く、海洋生物やサンゴ礁が豊富な島。そのため、シュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しむ観光客にも人気があります。

・サピ島へのアクセス
サピ島への行き方は、コタキナバル市街にある船着き場「ジェッセルトンポイント(Jesselton Point)」から船が出ています。

チケット売り場内は、いくつかの船会社が並んでいます。

窓口では船のみの申し込みも、マリンアクティビティや他の島を巡るツアーの申し込みもできます。

ただし、船会社によって若干料金が違うので、値段や自分の好みに合った中から選びましょう。

船の料金のみだと安くて1人23リンギット(おおよそ630円)ほどで、往復チケットになります。帰りの船の時間も決めるので、チケットは無くさないように注意が必要です。


チケット売り場の近くにはお土産や雑貨屋、飲食店もあるので船の出発まで時間をもてあますことはあまりありません。



ライフジャケットを着て出発しますが、意外とスピードを出す船のため船酔いが心配な方は薬を飲んでいた方が良いかもしれません。


サピ島の船着き場へ到着したら、海の色がコタキナバル市街地とうって変わって透明度が高いことが分かります。


・サピ島ならではの美しい白い砂浜ビーチ
桟橋を渡って、入島料を支払ってからいよいよサピ島内へ。

入ってすぐ行くと目の前に広がる白砂のビーチ。ビーチの近くにはレストランやお土産屋もあり、かなり賑わっています。



ビーチには波がほとんど無く、浅いところが多く、のんびりとビーチタイムを楽しむことが可能です。

メインビーチにはライフセーバーもいるので、子供連れの家族や泳ぐのが苦手な方でも安心して楽しめます。




また、浅い場所でも魚がたくさん泳いでるので、潜る必要なく肉眼で魚を見ることができます。

島内を歩いて奥へ行くと、さらに透き通ったエメラルドグリーンの海を堪能することができます。


・写真スポットも押さえよう
サピ島の至る所は写真映えするスポットがありますが、中でも一番人気のあるのがビーチのすぐ近くにある切り株の場所。
切り株に立つと見晴らしは良いので、海をバックに映すと写真映えするのだそう。特に中国人や韓国人に人気があって列もできていました。

・珍しいオオトカゲに遭遇できる
サピ島の名物の1つオオトカゲは、旅行者には非常に珍しいですが、サピ島では遭遇率も高い動物です。

大きいオオトカゲで大きい個体は体長2メートルを超すほどあり、水中で泳ぐのも上手です。特に人に害を与えることはありませんが、野生動物なので触ったり近づきすぎたりしないようにしましょう。


ちなみに島内に宿泊施設はありませんが、キャンプができるエリアや、トイレとシャワー室も完備。

島一周歩いて回ることは可能ですが、奥へ行くと遊歩道は無くなるのであまり遠くまで行かないほうが賢明です。また自然の多い島内では、日焼け止めだけでなく虫よけスプレーも忘れずに。


サピ島での過ごし方はマリンアクティビティで動き回るも良し、ビーチでまったりしたりしたり、島内を散歩するも良し。半日もあれば十分に楽しめるサピ島は、忙しい観光客にもうってつけの島です。

きっと美しいビーチと自然に癒される旅になると思います。

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