日本人だけでなく世界でも認められているグルメの1つと言えばラーメン。
日本全国には数えきれないほどのラーメン店があり、もちろん知られざる名店がキラ星のごとく存在しています。
そして、いまや日本だけでなく世界各地で様々なラーメンが存在し、日本とは違う独自の進化を遂げています。
今回はそんな世界中にあるラーメン店の中から、ラーメンの虜になって日本に味の研究をしに来るほどの熱狂的なラーメン通が経営するドイツのラーメン店をご紹介しましょう。
お店の名前は「ココモ・ヌードルクラブ(Kokomo Noodle Club)」。
・ドイツ・ハンブルクにあるラーメン店
こちらのお店、ドイツを代表する北部の港町ハンブルクのザンクトパウリ地区にある歓楽街レーパーバーン(Reeperbahn)の近くにお店を構えています。
一般的には少し治安の悪い地区と言われる場所ですが、お昼に行けば特に問題なく出歩くことが可能です。
・日本のラーメンに感動したオーナーたちが作る美味しいラーメン
レーパーバーン(Reeperbahn)駅から10分ほど歩くと、赤い提灯が目印となっているお店が現れます。
周りはドイツの雰囲気ですが、この場所だけ日本の雰囲気を醸し出しているので、すぐに分かるかもしれません。
こちらのお店では様々なラーメンのメニューが提供されています。
スパイシー北海道味噌ラーメンに、トリュフラーメン、
塩ラーメンに坦々麺、とんこつラーメンに醤油ラーメン、
さらにこちらのお店の特別なラーメンも存在しています。
今回はハンブルク在住のドイツ人の友人が強くオススメしていた豚骨ラーメンにチャーシューをトッピングしたものと、餃子をオーダーしてみました。
ラーメンが提供されると、ここがハンブルクであることを忘れてしまうほど、博多ラーメンのおいしい香りが立ち上ります。
まずはスープですが、非常にミルキーな豚骨ラーメンは他のドイツで味わう豚骨ラーメンとは一線を画す味わいで、非常に濃厚でありながらさっぱりとしています。
麺もしっかりと固茹でされていて、すこし緩いウェーブがかかっていますが、美味しい細麺となっています。
ノーマルの豚骨ラーメンの薄切りチャーシューも非常に美味しいです。
厚めにカットされたトッピングのチャーシューは、濃厚な味わいがたまりません。
しっかりと味のついた半熟卵も素晴らしい味わいで、日本の美味しい豚骨ラーメン屋さんと比べても負けないほどの美味しさです。
もちろん餃子も日本で味わう餃子と遜色ありません。
テーブルに赤いごますり器や日本の七味にラー油などが置いてあるのも、どこか懐かしい日本のラーメン屋の雰囲気を感じさせてくれます。
なぜここまで日本のものが揃っているのか?と聞いてみると、なんとこちらのラーメン店の共同オーナーの2人は定期的に日本に行ってラーメンの味を研究しているのだそう。
たまたま日本にラーメンの味を研究しに行った時に、「YOUは何しに日本へ?」という番組に取材されたことがあるほどだそう。
日本のラーメンの味わいに食べる度に感動し、インスピレーションをもらっている、というこだわりのオーナーたちが作り上げるドイツ人流のおいしいラーメンは、日本人でも感動する味わいです。
もし、ハンブルクを訪れる機会があれば、こちらのお店で、ドイツ仕込みの美味しいラーメンを味わってみてはいかがでしょうか?
ドイツ人が解釈した日本の美味しいラーメンは、きっと私たち日本人の心も揺さぶってくれる、どこか懐かしい、でも新しい、そんな味わいに違いありません。
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お店 ココモヌードルクラブ Kokomo Noodle Club
住所 40, Clemens-Schultz-Straße, 20359 Hamburg, ドイツ
お店の公式ホームページ http://www.kokomo-ramen.de/