故郷でもない、足繁く通う常連客でもない、しかし一度でも「百萬里」(北海道釧路市若松町4-2)に行ったら最後。この店が故郷の店となり、いつまでもここでマッタリと焼肉を堪能したいと思うはずだ。

・年季という「悠久の時間」により刻まれた「昭和」

百萬里はJR釧路駅前という栄えた場所にありながら、その雰囲気は昭和ムードを店全体から醸し出す、まさにレガシーともいえる焼肉屋。作られた「昭和的雰囲気の店」は星の数ほどあるが、この店には年季という「悠久の時間」により刻まれた「昭和」がある。

・すべてがエモーショナル百萬里

壁、換気扇、テーブル、お品書き、そしてそこで働く店員たち、そのすべてがエモーショナル。もちろんだが、肉もウマイ。高級志向の焼肉店が増えるなか、この店は安く美味しい肉を追求。

・真冬には暖をとるため常連たちが集まる

雰囲気、美味しさ、そして暖、それらが絶妙で、訪れる者の心の琴線に触れるグルメを生む。真冬には暖をとるため常連たちが集まるし、黙々と食べる独り客、子連れの親子もいる。方言なのか、よくわからないおじさんの問いかけに店員のおばちゃんが返事をしているが、返事もよくわからなかった。だが、それがいい。









・大量の煙が換気扇に吸い込まれていく

ホルモンが魅力の百萬里。モクモクと煙を昇らせながらホルモンを徹底的にカリッカリに焼き、特製ダレに浸して食べる。ライスもいいが、グビッと一杯ひっかけながら食べるのも絶品。大量の煙は換気扇に吸い込まれていくのがわかる。凍える寒さの野外では、この煙の薫りに腹を鳴らしている人がいるかもしれない。

・本当は教えたくない北海道の最強絶品焼肉屋

北海道にはジンギスカンや豚丼やラーメンやイカやホタテ、さまざまな名物がある。釧路では厚岸産の新鮮な牡蠣が食べられるので、牡蠣目当てで釧路を訪れる人もいるだろう。だがしかし、釧路は「百萬里で焼肉を食べる場所」であると断言したい。

それほど推奨したい店なのだが、好きな店ほど教えたくないのも事実。本当は教えたくない北海道の最強絶品焼肉屋「百萬里」、ノスタルジーと旨味に浸るならば最高の店である。

もっと詳しく読む: 【最強グルメ】本当は教えたくない北海道の最強絶品焼肉屋「百萬里」でノスタルジーと旨味に浸る(東京メインディッシュ) https://main-dish.com/2021/01/01/delicious-yakiniku-restaurant-kushiro/

百萬里
住所: 北海道釧路市若松町4-2
時間: 16:00~21:30 土11:00~21:30 日11:00~21:00
休日: 月曜日