1011日にフィリップスの最新デジタルAI補聴器体験会が行なわれた。こちらの補聴器は、世界的な聴覚ヘルスケア企業のデマントの日本法人デマント・ジャパンが202133日から発売しているもので、AI音声処理技術を搭載している。

101011日はデジタル庁が制定した「デジタルの日」である。「デジタルの日」の目標は「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」というものであり、デマント・ジャパンはその理念に賛同している。フィリップス補聴器のコンセプト「人とつながる、世界とつながる」もデジタルの日の理念に合致するということで、この日に体験会が開かれた。

体験会にはタレントの関根勤さんが登壇。テレビが聞こえづらく音量を大きくし過ぎて御家族から注意されたことがあるという関根さんは、まず、難聴の人には音がどのように聞こえているのかを難聴シミュレーター(https://www.hearingsolutions.philips.com/ja-jp/hearing-loss/hearing-loss-simulator/,-w-,/,-w-,?pagespeed=noscript)やイヤーマフを使って体験した。

難聴が原因の困りごととしては、「外を歩いているときに車の接近に気づかない」「電車のアナウンスに気づかない」などといったものがある。また、コロナ禍では、「マスクで声が聞こえづらい」「レジのパーテーションで声が聞こえづらい」といった悩みも生まれている。

聞こえの困りごとをAI技術が解決

こうした困りごとを、フィリップス補聴器が解決するのだという。フィリップスの最新デジタル補聴器「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030充電式補聴器」は、音声処理技術「AIサウンドテクノロジー」を搭載している。

この音声処理技術によって、周囲の騒音が抑制されるだけでなく、言葉が強調されて会話が聞こえやすいものになる。実際に体験した関根さんも「すばらしいですね。本当にクリア」と驚きの声をもらしていた。

また、フィリップス補聴器はIoT(モノのインターネット)機器として、スマートフォンやタブレット、パソコン、テレビと接続可能。自宅でのリモート会議などでも力を発揮する。

関根さんもフィリップス補聴器をつけてのリモートでの会話を体験した。普段のリモートでの打ち合わせでは、音の聞き取りで神経を使って疲れることもあるという関根さんだったが、別の場所にいる岩井ジョニ男さんとの会話ではジョニ男さんに軽快なツッコミを入れていた。

技術の進歩で年をとるのが怖くなくなった

聴力に問題があり聞こえづらい状態だと、言葉の聞き取りに労力を使うことになって、日常生活でも疲れてしまう。そうした人でもフィリップス補聴器があれば、AI技術によってQOL(生活の質)を向上させられるのだ。

「(技術の進歩で)年をとることが怖くなくなってきた」と関根さんが語ったとおり、フィリップス補聴器は衰える聴力をしっかりとサポートしてくれる。

まずは自身の聴力の状態を把握して、問題がある人は補聴器の使用を検討するといいだろう。フィリップスのサイト(https://www.hearingsolutions.philips.com/ja-jp/hearing-loss/hearing-test)では聞こえの状態を確認できるので、ぜひチェックしてみていただきたい。