北島康介氏は27日、Ethereum Name Service(イーサリアムネームサービス)でENSドメインを購入したことを自身のTwitterで明らかにした。

今回北島氏は、「tokyofrogkings.eth」と「kosukekitajima.eth」の2つのENSドメインを購入した。「Tokyo Frog Kings」は、2020年シーズンよりISL(インターナショナル・スイミング・リーグ)に参入したアジア初のプロ競泳チームで北島氏がゼネラルマネージャーを務めている。自身が率いるチーム名と自身の名前のENSドメインを取得した。

ENSとは、Ethereum Name Serviceに略称で、DNS(Domain Name System)をイーサリアムブロックチェーン上で提供するサービスである。具体的には、ENSを利用することで、0x~で始まるランダムな英数字で構成されているイーサリアムアドレスを「~.eth」のような簡単な文字列に置き換えることが可能になる。つまり、複雑だった仮想通貨のアドレスをわかりやすい文字列に変換できる。

ENSではNFT(非代替性トークン)技術が活用されている。Metamaskなど主要なウォレットはENSドメインを使った送受信に対応しており、従来の長い文字列のアドレスの代わりにENSドメインを指定して、様々なトークンを送受信することができる。また、Openseaなどでは、ENSドメインを自分のユーザーネームとして使用することができる。

Tokyo Frog Kingsは今年7月、Fracton Ventures、ParadeAllと提携し、プロスポーツチームのWeb3.0化を進める共同プロジェクトを開始した。海外Web3.0プロジェクトとの協業、ファンがチームにより貢献できるNFTを活用した商品の共同企画、海外選手との資金のやり取りを行う際の暗号資産の活用可能性についての共同調査など、5つのアクションを具体的に行っていくと明らかにしていた。今回のENSドメイン購入に続き、今後の北島氏や同社の動向に注目が集まろう。