国際送金サービスを展開しているMoneyGramは5日、仮想通貨ATMの運営会社であるCoinmeに出資したと発表した。

MoneyGramは今回の出資で、Coinmeの約4%の株式を保有することとなった。この戦略的投資は、2021年5月に発表されたMoneyGramとCoinmeのパートナーシップに基づくものである。同パートナーシップでは、ビットコインと法定通貨をつなぐブリッジを構築することにより、ビットコインへのアクセスを拡大することを目的としていた。

MoneyGramの会長兼CEOであるAlex Holmes氏は、「今回の投資で、Coinmeとのパートナーシップをさらに強化し、デジタル資産と暗号通貨へのアクセスを拡大するという共通のビジョンを補完するものである。」と述べた。また、デジタル資産を法定通貨に接続するための橋渡し役として機能するCoinmeの能力に引き続き期待している、と言及した。

CoinmeのCEOであるNeil Bergquist氏は、「私たちは、暗号資産の世界における存在感を構築するための素晴らしい機会と捉えており、MoneyGramのグローバルネットワークやインフラとの継続的なパートナーシップにより、Coinmeの成長と国際展開を加速させるだろう。」と述べた。

Coinmeは2014年に設立され、現在48州で事業を展開しており、国際的に事業を拡大する予定だという。2021年11月には北米で最も急速に成長しているテクノロジー企業の一つに選ばれた。CoinstarおよびMoneyGramとの提携により、Coinmeは48州の数千の場所でビットコインの現金購入と販売を促進している。