2022年7月2日(土)、岐阜県飛騨市古川町の道の駅アルプ飛騨古川構内に「飛騨産直市 そやな」がオープンしました。「そやな」とは、飛騨地方の言葉で「そうだ」「そうだね」と同意を表す、なじみ深い言葉です。地元の方にも親しみ愛されるよう名付けられました。
店内には地元で収穫された朝採れ野菜や果物をはじめ、飛騨に古くから根付いてきた伝統作物などスーパーでは見かけない野菜も並ぶほか、地酒や地元特産品もそろいます。
飛騨市は総面積の93%が森林で、そのうち7割が広葉樹の森です。広葉樹に覆われた山々から田畑に流れ込む水はミネラルが豊富。中山間地ならではの寒暖差によってぎゅっと甘みが凝縮されるため、野菜がとてもおいしくなります。
特に、果肉がしっかりしてコクのあるトマトや、柔らかくて甘みのあるほうれん草は人気です。
生産者さんのこだわりをお客さんに伝えるようなさまざまな工夫も。どんな人がどんな畑で育てているのか、どんな味がするのか、食べ方の提案が書かれたポップは思わず目を引きます。
びっくりするほど辛いトウガラシ「辛南蛮」、赤い色が特徴的な「紅オクラ」、さつまいもみたいな見た目のじゃがいも「レッドムーン」など、珍しい野菜もたくさん。春の山菜や秋のキノコなど旬の味覚や、めったに手に入らない掘り出しものが出荷されることもあるとか。
「地元の新鮮野菜のほか、ここでしか手に入らない飛騨の特産品や加工品、地酒もそろいます」と教えてくれたのは、「みんなのトマト店長」こと牧ケ野芳男さん。品ぞろえの工夫やポップ設置、店内のレイアウトなどを手掛ける、売り場づくりエキスパートです。
蓬莱や白真弓など、飛騨のおいしい地酒も種類豊富にそろいます。限定の珍しいお酒も並ぶので、おみやげにもぴったりです。
飛騨の特産品である「えごま」(飛騨の言葉で「あぶらえ」)を使った無添加のあぶらえ味噌。
同じく、えごまを使ったお煎餅やげんこつ飴、クッキーなどのお菓子。
飛騨銘菓「味噌煎餅」や「飛騨えごま煎餅」。この日はお得な「割れせん」も並んでいました。
大根を雪の降る屋外に干して作る「寒干し大根」は、雪国・飛騨らしい加工品です。戻して唐揚げにしたり、すき焼きに入れたりするとおいしいのだとか。
全国各地からセレクトした店長おすすめの食品がそろう「トマト店長推しの逸ピーンコーナー」も要チェック。安心安全無添加にこだわった調味料や飲料などがそろっています。
店内奥にあるのは、えごまのたれを使った五平餅やだんご、飛騨牛入りコロッケなど、飛騨ならではのテイクアウトメニューを販売する「えごま工房」です。
お土産に買って帰るだけでなく、その場で食べることもできるので、小腹が空いたらぜひ立ち寄ってみてください。
店内の野菜棚や壁棚などには飛騨産の多様な広葉樹が使われており、木の良い香りが漂います。色や質感がそれぞれ違うので、ぜひ見て触って楽しんでみるのも楽しそうです。
見どころたっぷりの「飛騨産直市 そやな」。飛騨市を訪れたらぜひ立ち寄ってみてください。
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名称 飛騨産直市 そやな(上町農産物直売施設)
住所 岐阜県飛騨市古川町上町1348-1(道の駅アルプ飛騨古川構内)
アクセス 飛騨古川駅から車で約7分
営業時間 8:00~17:00
定休日 年末年始休
主要販売品 季節の朝採れ野菜、地酒、地元特産品など
公式Facebookページ https://www.facebook.com/jibasan18hida/