1805年創業を誇り、“元祖くず餅”などの人気商品を持つ老舗の和菓子屋「船橋屋」が28日、自社の公式サイト上で“重要なお知らせ”として、「代表取締役社長・渡辺雅司の辞任に関して 先般の弊社代表取締役社長・渡辺雅司(以下、渡辺)の起こした事故とその後の言動に 関するインターネット上での書き込みについて、お客様及び関係者の皆様に多大なご心配・ご迷惑をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます」と書き出した文書を掲載。

そのうえで「本日2022年9月28日、渡辺本人より代表取締役辞任の申入れがありました。弊社としても事態の重大さを鑑み受理する方針で、早急に法の定める手続きに則り進めて参ります。改めまして、関係者の皆様には、多大なるご心配・ご迷惑をおかけしましたこと深くお詫 び申し上げます」と、同社の渡辺雅司代表取締役社長(58)から辞任の申し出があったことを発表した。

渡辺社長をめぐっては、自身が運転する高級外車ベントレーがドライブレコーダー撮影者の車に接触、車から降りてきた社長が撮影者に対し、「どっからお前出てきてんだこの野郎」と声を荒げ車のドアを蹴り上げる動画がSNS上で拡散。そこでは渡辺社長が信号無視しているようにも見え、逆ギレして事故責任を相手に押し付けようとした様子が伺えることから大炎上し、ツイッター上では「赤信号無視」「船橋屋社長」「会社謝罪」といったキーワードがトレンド入りする事態になっていた。

渡辺社長の辞任申し出が発表されるや、SNS上では「別に辞任したところで創業者一族なわけで、株式も保有しているだろうから特に変わらないだろうね」「ほとぼり冷めたら戻ってくるだろうね」「会長やオーナーになるだけかな…」「ただ非上場企業の創業一族が辞任してもいくらでも影響力残せるからなぁ」「製品自体は定評あるらしいし何とか持ち直してほしいね」「創業者一族の役職辞任に何の意味が?」「1ミリも同情する気にはならないけど、相互監視&晒し社会のヤバさも感じる」「まだ株持ってるらしいからほんとの意味の雲隠れだなこりゃ」など、さまざまな意見が寄せられていた。