閣僚のドミノ辞任で支持率の低迷に拍車がかかりそうな岸田政権。はやくも世間の関心は“次の総理”に向かっているようで、毎日新聞が19、20日に実施した「日本の首相になってほしいと思う人」という全国世論調査の結果がネット上で物議を醸している。
毎日新聞によると携帯電話での回答者639人に「日本の首相になってほしいと思う人」の名前を1人挙げてもらったところ、最も多くの回答者が挙げたのは河野太郎デジタル相(93人)。全体の15%を占める支持を集めていた。続いて2位に岸田文雄首相(74人)、3位に高市早苗経済安全保障担当相(33人)、4位に石破茂元自民党幹事長(29人)、5位に小泉進次郎元環境相(21人)、6位に菅義偉前首相(20人)、7位に山本太郎れいわ新選組代表(16人)、8位に吉村洋文大阪府知事(16人)、9位に橋下徹元大阪府知事(15人)がラインクインしたことを伝えている。
この順位にはSNS上でも注目が集まり、ツイッター上では「河野太郎」がトレンド入り。「どこの世論に聞いたらこうなるわけ?」「国民の声をブロックしまくって、全く聞く気がない河野太郎さん。もし総理大臣になるような事があれば、お隣の国の独裁者とどこが違うのか?」「この調査は明らかに調査対象者が偏ってる気がする。少なくとも私の中で『首相になってほしくない人』しかいない」「マスコミがこぞって岸田降ろしに荷担する一方で、『次の首相は河野太郎』なんて露骨にキャンペーンするなぞ、もはや報道機関ではなく運動組織の集まり」「こういう方向に持っていきたそうに思える」「『政治家を辞めるべき人ランキング』の間違いだろ」など、さまざまな意見が寄せられていた。
賛否あれど自民党には他に人材がいないのも事実。党内での人望がないものの、マスコミ人気はやけに高い河野デジタル相らしい結果だろうか。