12月27日放送の『不思議体験ファイル 信じてください!!』(フジテレビ系)に、1999年に「大災害は2011年3月」という予言をしていた漫画家・たつき諒さん(68)が出演。次の大災害の予知を明かし番組で検証をおこなったものの、その結果に視聴者から困惑の声が集まっている。
20~30代頃からたびたび予知夢のようなものを見始め、それをメモしていたというたつきさん。歌手のフレディ・マーキュリー(享年45)がカタカナ三文字の流行り病(実際にはエイズ)で亡くなることも夢で見たといい、近所での死亡事件を夢に見たこともあったという。
たつきさんは、この不思議な夢をまとめた漫画『私が見た未来』を1999年に発行しているが、発行当時はオカルトブームということもあり埋もれてしまうことに。しかし、その後20年近く経ち、この漫画の表紙に「大災害は2011年3月」と書いてあったことが話題となった。たつきはこの予言をやはり夢、それも文字だけの夢で見て表紙に書いていたという。
今回、番組ではたつきさんがかつて見た「気になる夢」を検証することに。それは1998年に見た「友人と散策しているとある小屋を発見し、中に入ってみると遺体がある」という夢。たつきは夢で見た光景をイラストにしてメモしており、実際に似た場所を発見することができた。
その場所は確かにたつきさんが見た夢の光景とほぼ同じ。さらに番組が取材を進めたところ、夢で見た小屋では、実際に2000年9月以降に首つり自殺が発見されていたことが明らかになった。
また、たつきさんは2021年7月にも「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という文字だけの夢を見ていたとのこと。たつきさんの夢によると、沖縄、台湾、フィリピンのちょうど中間地点の海面で、海底火山が噴火して地震が起こるのではないかという。
番組では、地震や海底火山の研究をおこなっている熊本大学の横瀬久芳准教授に取材に行き、たつきさんの夢が現実になる可能性があるかどうか検証。横瀬准教授によると、この場所はプレートがなく、過去120年間地震にまったく縁がないことが判明。さらに過去200万年まで遡っても火山も噴火しておらず、災害が起こる可能性があるとしたら「小惑星の衝突」とのことだった。
しかし、このオチに視聴者からは「しょうもな」「予言と違うだろ、隕石なんて一言も言ってねーだろ」「随分と適当であやふやにやるようになったもんだなぁ。逃げ道作りすぎ」という呆れ声が集まっている。
「たつき氏は、『海底がボコンと破裂(噴火)』という表現をしたにも関わらず、番組側はその可能性がないと分かるや『隕石』説にシフトチェンジ。全く異なる海底火山と隕石をすり替えたことで、オカルト好き視聴者からも呆れられまくりでした」(週刊誌記者)
今回の検証はたつきにとってもオカルト好きにとっても余計なお世話だったのかもしれない。