1月25日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は、関東を中心に相次いでいる強盗・窃盗事件を特集。女性コメンテーターが語った被害に遭わないための対策にツッコミの声が集まっている。
90歳の女性が死亡した東京都狛江市の住宅を襲った強盗殺人事件で、新たに防犯カメラのモニターを破壊したうえで犯行に及んでいたことがわかった。さらに、段ボールを持った宅配業者を装った2人がインタホーンを鳴らし、被害者がドアを開けたときに部屋の中に押し入って暴行を加えていたことも明らかに。
その際、2人組は箱の中に監禁に使う粘着テープや手袋などを入れており、一旦被害者宅に箱を置いたあと退出し、その後6人で戻ってきて犯行に及んだという。
ジャーナリストの石原行雄氏(56)は、防犯カメラがあったとしても犯罪者や悪徳業者はモニターに映らない画角や死角を把握していることも多いため、不意な訪問や身に覚えのない宅配については「居留守を使うのもひとつの手」と説明。さらに番組では、最近の犯行の共通点から「防犯カメラをあえて見せつけるように設置する」「すぐに(ドアを)開けない。インターホン越しに送る主の名前・商品名などを確認する」といった防犯対策を心がけてほしいと紹介された。
その後、コメンテーターの浜田敬子氏(56)は、「最近の宅配業者だとネット登録しておいて、受け取りの時間とかを自分で変更できる。もっと言えば置き配とかもできるんですね」としたうえで、置き配をすれば玄関前に荷物を置いてもらえるため「とにかく(玄関を)開けない」「基本的には『あとで取りますから、置いておいてください』って言えば開けずに済むかなって思います」と補足したが、今月20日には「置き配」で頼んだ出前を取ろうした際に4人の男性に押し入られたという強盗被害が発生したばかり。
そのため、視聴者からは「置き配にすればいいとか言うけど、ドア開けた瞬間に襲われたケースもあったよね。無責任な事、言うんじゃないよ」「置き配は玄関を開けた時に待ち伏せされていることもあるから防犯にはならないと思われる」「こないだ置き配を狙った強盗事件あっただろ。なにいってんだこの人は」といった呆れ声があがっている。
「置き配を取ろうとしたときに強盗にあったという事件は、23日の『モーニングショー』でも取り扱っていたはずですが、誰もその件を補足しなかったのが裏目に出たのでしょう。浜田氏もコメンテーターとして自分が出演する番組で取り上げたニュースくらいは把握しておくべきでしたね」(政治記者)
ほかには、玄関に防犯ブザーや催涙スプレーなどを用意するといった対策も紹介されていましたが、元警視庁刑事の吉川祐二氏(66)によると「どんな防犯対策をとってもこれで完璧というものはない」とのこと。被害を防ぐためには、こうした中で最善策をとっていくしかないようだ。