2月27日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、福岡県にある老舗高級旅館が大浴場のお湯の取り換えを年2開始か実施せず、基準値の3700倍以上のレジオネラ属菌が検出された騒動を取り上げたが、コメンテーターとして出演していた社会学者の古市憲寿(38)の見解がネット上で波紋を広げている。

問題となっているのは、福岡県筑紫野市にある老舗高級旅館「大丸別荘」。この旅館では大浴場は温泉かけ流しで、一部を循環ろ過している。県の条例によると、この場合はすべての湯を取り換える「完全換水」を週1回以上行い、さらに塩素濃度を1リットルあたり0.4ミリグラム以上にする必要があるとのことだった。

しかし、報道によると、この旅館は完全換水を年2回しか行わず、塩素注入も日常的にしてこなかったという。昨年県の保健所が検査したところ、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されたとのことだった。

古市はこの話題を振られ、「僕はあんまり温泉に行かない」と前置きした上で、「温泉に行く人って、そのリスク取って行ってるのかと思いました。だってレジオネラ属菌って完全にゼロにできないわけですよね」と発言。MCの谷原章介(50)は「リスク……」と苦笑していた。

古市は谷原の反応は気にする様子もなく、続けて「どんなに清掃しているところであっても、アミノ酸と有機鉄と温度40度くらいでどうしても繁殖しちゃう」と指摘。「どこでもやっぱりゼロにできない以上、温泉自体が完全なクリーンな空間ではないということは、どこでも同じこと」と言い切り、「湯船にみんなで入るわけでしょ?それ自体がそもそも汚いじゃないですか」と持論を展開。「みんなこれまで行ってたんだから、そんな急に気にし出すことない」と古市節を炸裂させていた。

しかし、この発言に視聴者からは「古市ってまじで適当だな。最大3700倍のレジオネラ属菌が気にしすぎなのか?」「相変わらず意見がズレてるな」「無理に奇天烈な事言おうとしすぎ」という呆れ声が集まっていた。

「うがった見方からのコメントが多い古市ですが、今回はそもそも定められていた清掃と塩素の注入も行っていなかったためにレジオネラ属菌基準値の最大3700倍も発生したというのが話題のポイント。それを、『どんなに清掃していても発生してしまう』とすりかえて問題を矮小化しようとしている古市に多くの人が違和感を覚えたようです」(週刊誌記者)

“古市節”も今回ばかりは少々無理があったか!?